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石川県白山市出身でプロ野球独立リーグ・BCリーグの茨城アストロプラネッツに所属する松田
「世界最速」が目標

松田投手は金沢高校出身で、野球部では3年の夏大会でエースを任された。プロへの道をあきらめきれず、昨年に拓殖大学を卒業した後、茨城アストロプラネッツに入団。プロ初登板となる開幕戦で155キロを投げ、話題となった。しかし、昨シーズンは3試合登板して右肘を故障した。
手術を考えていた昨年6月頃、チームのゼネラルマネジャーからドジャースへの移籍を打診された。155キロの直球とスプリットがスカウトの目に留まったという。松田投手は今年に入るまで実感が湧かなかったが、昨年7月には手術をして、リハビリとトレーニングを続けてきた。
まだ7割程度の力でしか投げられないが、松田投手は「けがを乗り越える度に、体をコントロールできるようになっている」と前向きにとらえている。最終的な目標は「世界最速」の称号。「今はその目標に向かって練習していく」と意気込んでいる。
勤務先小学校が応援
昨年9月からオフシーズン中に野々市市立富陽小で非常勤講師として書写と図工を教えている。スーツ姿の松田投手が19日、教室に入ると、児童らから「おめでとうございます」と大きな声が上がった。
6年生の男子児童(12)は「早くけがを治して世界一の投手になってほしい」と応援していた。
松田投手の兄で、石川ミリオンスターズで内野手を務めた経験を持つ