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大リーグ、大谷翔平のエンゼルスが28日(日本時間29日)まで本拠地で行なっている4連戦の相手はガーディアンズ。ちょっと聞き慣れないチーム名だが、今季からチーム名を変更した、昨シーズンまでの「インディアンス」だ。
米オハイオ州クリーブランドが本拠地で、アメリカン・リーグ中地区に所属し、昨年は同地区2位。大リーグには1901年に加入し、ワールドシリーズを1920年、48年の2回、制している。最近では、2016年にワールドシリーズに進出したが、カブスに3勝4敗で敗れている。

1915年から「インディアンス」を使用していたが、先住民を意味するチーム名が差別的との批判を受け、100年以上続いた名称の代わりを検討していた。以前から同様の指摘を受けており、2018年シーズンを最後に先住民をモチーフにしたマスコットのロゴの使用を取りやめていた。
「ガーディアン」は「守護者」「守護神」などの意味。大リーグ公式サイトによると、チーム名は、クリーブランド市内の「ホープ・メモリアル・ブリッジ(橋)」の脇に立つ高さ約13メートルの彫像「ガーディアンズ・オブ・トラフィック(交通の守護者たち)」に由来するという。
チームにはかつて、「火の玉投手」と呼ばれたボブ・フェラーらが在籍した。成績が長期間、低迷していた時代のインディアンスを実際に登場させた映画「メジャーリーグ」が1989年に公開され、人気俳優のチャーリー・シーンとトム・ベレンジャーが野球選手に扮して、弱いチームを優勝に導く単純明快な成功物語が大ヒットした。
日本人選手では大家友和、福留孝介らがプレーしたことがある。(デジタル編集部)