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米大リーグは21日(日本時間22日)、各地で行われ、エンゼルスは本拠地・カリフォルニア州アナハイムでアスレチックスに5-3で勝利し、連敗を4で止めた。前日の守備でフェンスに衝突し途中交代したワードが先発から外れ、指名打者(DH)の大谷翔平は先月24日以来の1番で出場、4打数2安打で5試合ぶりの複数安打を記録した。あと1本に迫っている日米通算150本塁打はお預けとなった。(デジタル編集部)
アスレチックス000 000 030=3
エンゼルス 000 012 20×=5
【第1打席】アスレチックスの先発は29歳の右腕モンタス。エンゼルスはチームトップの4勝(2敗)を挙げている右腕のロレンゼン。
1番打者に定着し、リーグトップの打率を誇っていたワードが先発から外れ、大谷の打撃に期待がかかる。一回裏、先頭で打席に立つと、カウント2―2からの6球目をたたいた。内角球につまりながら三塁方向へ運び内野安打。3試合ぶりの安打となった。後続が倒れ、エンゼルスはこの回、無得点。
【第2打席】二回裏、一死からエンゼルスの6番レンヒフォの投手ライナーをモンタスがはじいた末にアウトにしたが、グラブとともに差し出した右手の指に当たってしまった模様。そのまま降板となり、アスレチックスは右腕のアセベドが緊急登板した。
エンゼルスのロレンゼンは三回表、二死から四球と安打で一、三塁のピンチを招いたが、3番ラウリーを三振に仕留めた。
その裏、二死走者なしで打席に立った大谷はアセベドと対戦。カウント3―1からチェンジアップを引っかけ、一ゴロに倒れた。
【第3打席】四回表、アスレチックスは詰まった打球がいずれもヒットになり一死一、二塁の好機。ロレンゼンは7番バレラにファウルで粘られた末に10球目で空振り三振に仕留め、続くパチェからも空振り三振を奪った。
エンゼルスは五回裏、6番レンヒフォがアスレチックス3番手の左腕コラレクから左翼へ今季1号ソロを運び、先制した。
六回裏、先頭で打席に立った大谷はコラレクと対戦。1ボールからの2球目、シンカーを左翼へ流し打ち、この日2安打目。複数安打は15日のアスレチックス戦以来、5試合ぶり。ここでアスレチックスは4番手として右腕トリビノが登板。2番トラウトの四球、3番レンドンの詰まった左前安打で無死満塁とし、一死後に5番マーシュが押し出し四球を選び、大谷が生還。6番レンヒフォの投ゴロが内野安打となり、もう1点追加した。
【第4打席】エンゼルスはロレンゼンが6回3安打無失点の好投。七回表から継投に入った。
エンゼルスはその裏、無死一塁から9番ベラスケスが左翼へ2ランを放った。続く大谷は初球をたたいたが、遊ゴロに倒れた。
エンゼルスは八回表に登板した3番手の左腕ループが乱調。一死からの3連打で2点を返された。さらに4番手の右腕オルテガも安打で走者を出し暴投から1失点。
2点リードで迎えた九回表、エンゼルスは抑えのイグレシアスを投入し逃げ切った。ロレンゼンが5勝目。