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28歳の元ヤクルト選手、スーツ姿で「第二の人生」…顧客回りや新規開拓に汗

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 福岡大からヤクルトスワローズ入りした元プロ野球選手・中島彰吾さん(28)(福岡県久留米市)が、久留米市内の印刷会社で営業マンとして奮闘している。ユニホームからスーツに着替えて歩む第二の人生。「顧客から信頼される営業マンを目指したい」と力を込める。(古田智夫)

 「色合いはどれがいいですか」

 「もう少し青色を強くしてほしい」

 5月下旬、久留米市城島町六町原の製麺会社「田中製麺」。同市山川市ノ上町の印刷会社「丸信」に勤務する中島さんは中元シーズンを前に、パッケージ印刷の見本などを田中稔和社長(67)に示しながら商談を進めていた。中島さんを「誠実で礼儀正しい人」と評する田中社長は「客との間合いを大事に、一流を目指して頑張って」とエールを送る。

商談する中島さん(久留米市城島町六町原の田中製麺で)
商談する中島さん(久留米市城島町六町原の田中製麺で)

 中島さんは小学1年の頃、兄の健秀さん(30)の影響で野球を始めた。大牟田高で投手として頭角を現し、福岡大に進学。後に阪神タイガース入りする1年先輩の梅野隆太郎捕手(29)とバッテリーを組み、九州六大学野球などで力を発揮した。2014年のドラフト会議でヤクルトから育成枠指名を受け、梅野捕手の「一軍に上がれよ」との励ましも背に入団。16年に支配下登録された。

 「結果を残し続けないといけない」。重圧とも闘いながら、主に救援投手として一、二軍戦で登板。チームの勝利に全力を尽くした。だが、肩の痛みに悩まされ、本来の投球をできずにいると17年のシーズンオフ、戦力外通告を受けた。18年はオランダや豪州のプロチームに所属したが、肩の状態などから限界を感じ、「やりきった」と思えたことからその後、現役を引退した。

 帰国後の19年8月、父親の勧めで丸信に入社。パッケージ印刷の受注や、包装資材の販売などを担当する。商品は多種多様で、覚えるべき専門知識も次から次に出てくるため、当初は戸惑った。それでも2年目を迎えた今年は単身営業を任され、久留米市城島町や佐賀市などで顧客回りや新規開拓に汗を流している。

 上司の井上裕明課長(48)は「営業マンとしてもプロを目指してほしい」と期待。中島さんは「一軍のマウンドに上がった誇りも胸に、営業の世界で頑張り、人間としても成長していきたい」と新たな夢に声を弾ませる。

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2107259 0 プロ野球 2021/06/07 14:01:00 2021/06/07 14:01:00 田中社長と商談をする中島さん(久留米市城島町六町原で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210607-OYT1I50060-T.jpg?type=thumbnail

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