亀井コーチ「涙が出そうになった」、ウォーカーがチーム救う好返球を連発

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巨人6―2中日

 巨人は五回、丸の2ランで勝ち越すと、七回に坂本の適時打などで突き放した。約1か月ぶりに先発した高橋が、五回途中1失点。中日は決定打が出ず、6連敗。

4回2死1、2塁、石橋の安打で本塁を狙った2塁走者・阿部を好返球でアウトにし喜ぶウォーカー(左)とタッチする丸。右端は坂本(28日)=林陽一撮影
4回2死1、2塁、石橋の安打で本塁を狙った2塁走者・阿部を好返球でアウトにし喜ぶウォーカー(左)とタッチする丸。右端は坂本(28日)=林陽一撮影

 まるでホームランを喜ぶかのように、巨人ベンチでナインが沸いていた。亀井外野守備兼走塁コーチが歩み寄り、がっちりと握手を交わしたのはウォーカーだ。これまで守備を苦手としてきた左翼手が勝負所で好返球を連発し、チームの危機を救った。

 まずは1点リードの二回。一死一塁から高橋周の左前打で、一塁走者のA・マルティネスが本塁を狙った。ここでウォーカーが中継の遊撃・坂本に素早く送球し、本塁タッチアウト。来日初の補殺を記録すると、同点の四回も二死一、二塁からの左前打で本塁を狙われたが、滑らかなフォームから本塁へのノーバウンド返球で二塁走者の阿部を刺した。

 やや無謀に見えたタイミングでも中日が本塁を狙ったのは、送球難を踏まえた判断だろう。だがウォーカーは春先から今も連日、亀井コーチと送球の特訓を続けている。ヒーローの丸が「僕もうれしかった」と言ったのは、皆がその姿を目にしてきたからだ。

 試合前の練習中に行われる特訓は地道そのもの。メディシンボールを両手で頭上から放り投げる動作から始め、白球を地面にたたきつけ、フェンスに向かって投げる練習も。酷暑に見舞われたこの日の試合前も、左翼で中継まで確実に投げる練習を欠かさなかった。

 守備力の向上はまだ途上。それでも原監督は「いいものを見せてもらった」とほほえみ、亀井コーチは「涙が出そうになった」としみじみ言った。「頑張ってきたことが成果として表れてうれしい」とウォーカー。6年ぶりに主催試合が行われた山形のファンに、価値あるプレーを見せた。(福井浩介)

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