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重度障害者、eスポーツのプロに…養成所開設へ

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プロゲーマーの養成に使う部屋で、「障害者に生きがいを」と語る樺沢さん(11日)
プロゲーマーの養成に使う部屋で、「障害者に生きがいを」と語る樺沢さん(11日)
プロゲーマー養成所が設けられる介護福祉施設「iba―sho」(いずれも伊勢崎市で)
プロゲーマー養成所が設けられる介護福祉施設「iba―sho」(いずれも伊勢崎市で)

 重度の障害者がプロゲーマーを目指すための養成所が、群馬県伊勢崎市に開設される。プロゲーマーらが活躍するeスポーツは、障害者も健常者と対等に戦うことができる。すでに県内から2人の参加が決まり、世界大会でも活躍するプロコーチの指導の下、11月にも育成が始まる。目標は重度障害者によるプロチームの結成だ。

 養成所を開設するのは、県内を中心に障害者の就労支援や生活介護などの施設を10か所運営している「ワンライフ」(伊勢崎市)。

 生活介護施設に通う重度障害者は一般的に、入浴、排せつ、食事などの支援を受ける以外の時間を、散歩や簡単なレクリエーションで過ごすだけで、通所者やその家族からは「やりたいことがない」との声が聞かれたという。そこで同社常務の樺沢秀明さん(30)らが、「障害者にも人生に前向きな選択肢を提供したい」と、今年のアジア競技大会で公式公開競技にもなったeスポーツに目をつけた。

 eスポーツでは、手足が不自由な人のために、口にくわえて息や舌で動かすゲームコントローラーも開発されており、米国人の障害者と日本の健常者プロゲーマーとの対戦も実現している。

 同社は、伊勢崎市西久保町の介護福祉施設「iba―sho(いばしょ)」に、プロゲーマー養成専用の部屋を二つ用意。ゲーム用機器を備え、世界大会でも活躍するプロチーム「Unアンsoldソールド Stuffスタッフ Gamingゲーミング」からコーチを派遣してもらう段取りも整えた。

 養成するのは、1人で行うシューティングゲームの「FPS」や5人チームで対戦する「MOBA」、カードゲームの「オンラインカードバトル」の3部門。カードゲームは、瞬発力よりも相手の手を読む戦略性が求められるため、障害によるハンデは少ないという。

 対象者は障害支援区分3以上の障害者で、養成費用は無料。遠隔地の人には養成所近くに住居も用意する。定員10人で募集を始めたところ、県内に加え、大阪府や秋田県、鹿児島県からも問い合わせがあった。

 樺沢さんは「プロゲーマーになることで、スポンサー料や活動費などの収入を得られる可能性がある。人生を変えられるきっかけを障害者に提供したい」と話している。11月10日には、iba―shoでeスポーツの体験会を開く。問い合わせは同施設(0270・75・3476)へ。

          ◇

 ◆eスポーツ=エレクトロニック・スポーツ(electronic sports)の略。コンピューターゲームやビデオゲームで、ネットやLANを介してチームや個人が対戦する競技。大会では賞金が提供され、プロ選手やチームが存在する。

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44237 0 ニュース 2018/10/12 08:01:00 2019/07/24 12:11:26 プロゲーマー養成に使う部屋で、「障害者に生きがいを」と語る樺沢秀明さん(伊勢崎市の「iba―sho」で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20181012-OYT1I50001-T.jpg?type=thumbnail

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