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    フィギュアスケート

    羽生結弦(はにゅう・ゆづる)

    • GPシリーズのロシア杯でのフリー演技(2017年10月21日、モスクワで)=竹田津敦史撮影
      GPシリーズのロシア杯でのフリー演技(2017年10月21日、モスクワで)=竹田津敦史撮影

    <プロフィル>
     ANA所属。2014年ソチオリンピック金メダリスト。2018年平昌(ピョンチャン)オリンピック日本代表。

     1994年12月7日、仙台市生まれ。地元での練習中に東日本大震災に遭い、自宅も被災した。4歳からスケートを始め、2008年全日本ジュニア選手権で優勝。2010年世界ジュニア選手権優勝。2010~11年シーズンからシニアデビューし、2011年ロシア杯でグランプリ(GP)シリーズ初優勝。2012年世界選手権3位。2012、13年全日本選手権連覇。2013年、GPファイナル初優勝。2014年ソチ五輪で男子シングルを制した。2018年平昌五輪での連覇を目指すが、2017年11月に右足首を負傷。このけがで同年12月の全日本選手権を欠場したものの、五輪代表には選出された。宮城・東北高―早大。1メートル72。

    <主な成績>
    2017年世界選手権優勝
    2014年ソチ五輪金メダル
    2014年世界選手権優勝
    2013~16年GPファイナル4連覇
    2010年世界ジュニア選手権優勝

    宇野、田中、羽生 平昌へ フィギュア代表(2017年12月24日)

     日本スケート連盟は24日、来年2月に行われる平昌五輪のフィギュアスケート日本代表を発表した。出場枠3の男子は、同日の全日本選手権で2連覇を飾った宇野昌磨(20)(トヨタ自動車)と、2位の田中刑事(23)(倉敷芸術科学大)に加え、右足首の負傷で同選手権を欠場した2014年ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(23)(ANA)を選んだ。

     同連盟は選考基準で、実績のある選手がけがなどで欠場した場合の救済措置を定めており、羽生にはこれが適用された。小林芳子フィギュア強化部長は「(回復が)五輪に間に合うと判断した。日本のエースとして、若い選手を引っ張ってほしい」と期待を寄せた。

    全日本選手権を欠場…五輪代表は有力(2017年12月18日)

     日本スケート連盟は18日、フィギュアスケートの世界王者で右足首の負傷から復帰を目指す羽生結弦(ANA)について、21日に開幕する全日本選手権(東京・調布)を欠場すると発表した。

     全日本選手権は、来年2月の平昌五輪代表最終選考会となっている。ただし、日本連盟の選考基準では、実績のある選手が負傷などで欠場した場合は救済措置が定められており、現在世界ランキング1位の羽生は五輪代表に選ばれる可能性が高い。

     羽生は11月9日、GPシリーズ第4戦・NHK杯の前日練習で4回転ジャンプの着氷で右足首を負傷。右足関節外側靱帯損傷と診断を受けていた。14日の時点で、氷上練習のメドが立っていないと発表していた。羽生は「治療とリハビリに取り組んでまいりましたが、断念せざるを得なくなりました。1日も早くベストな状態で練習に専念できるよう頑張りたい」とのコメントを発表した。

    右足首負傷の羽生 NHK杯欠場 ファイナル5連覇も絶望的(2017年11月11日)

    • NHK杯の公式練習でジャンプの着地の際に転倒し、右足首を痛めた羽生=2017年11月9日、守谷遼平撮影
      NHK杯の公式練習でジャンプの着地の際に転倒し、右足首を痛めた羽生=2017年11月9日、守谷遼平撮影

     来年2月の平昌五輪で連覇を目指すフィギュアスケート男子の羽生結弦選手(22)(ANA)が右足首負傷のため、10日開幕のグランプリ(GP)シリーズ第4戦・NHK杯(大阪市中央体育館)を欠場した。羽生選手は今季、GPシリーズ第1戦のロシア杯で2位。2試合まで出場できるGPシリーズの合計ポイント上位6選手が進めるファイナル(12月7日開幕、名古屋)で5連覇がかかっているが、出場は絶望的となった。

     日本スケート連盟によると、診断名は「右足関節外側靱帯(みぎそくかんせつがいそくじんたい)損傷」。けがの程度は明らかになっていないが、同行するジスラン・ブリアンコーチは「五輪を優先して今大会は出ないが、重傷ではない」と話した。

    羽生 僅差の2位…ロシア杯フリー(2017年10月21日)

    • 羽生のフリーの演技
      羽生のフリーの演技

     フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、ロシア杯は21日、モスクワで行われ、男子はショートプログラム(SP)2位の羽生結弦(ANA)がフリーで195.92点の1位となったが、合計290.77点で2位だった。SP首位のネーサン・チェン(米)はフリーで193.25点の2位となり、合計293.79点でGP初優勝を飾った。
     【男子】▽最終成績 〈1〉チェン293.79点〈2〉羽生290.77点〈3〉コリャダ(ロシア)271.06点


    2位 ミス連発…オータムクラシック(2017年9月23日)

    • 男子フリーの演技で転倒する羽生結弦
      男子フリーの演技で転倒する羽生結弦

     フィギュアスケートのオータムクラシック最終日は23日、カナダのモントリオールで行われ、男子はショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ANA)が、フリーでジャンプのミスを連発して155.52点の5位となり、合計268.24点の2位に終わった。SP7位の村上大介(陽進堂)は合計200.59点の8位。前世界王者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が合計279.07点で、SP2位から逆転優勝した。
     女子はSP2位の三原舞依(神戸ポートアイランドク)がフリーも2位となり、合計199.02点の2位だった。SP9位の新田谷凜(中京大)は合計161.20点の6位。SP首位のケイトリン・オズモンド(カナダ)が、合計217.55点で優勝した。 

    転倒 無残フリー

     前夜のSPで世界歴代最高を出した時とは、別人のようだった。羽生がフリーでジャンプミスを連発し、自己ベストを70点近く下回る大乱調で、逆転された。
     2季ぶりの「SEIMEI」を演じたが、「鬼門」の冒頭の3回転ルッツが空中で締まらず、1回転になってしまった。右膝を痛め、大事を取って今大会はジャンプの難度を下げていた。前半に3回転を三つ配置したが、慣れない構成で力加減に苦しんだ。
     後半に予定した4回転からの3連続ジャンプ、続く4回転を立て続けに失敗すると、絶対の自信を持つトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)でまさかの転倒。直前まで4回転サルコーに変更しようか迷い、軌道に狂いが生じた。「雑念がすごく多く、考え過ぎてグチャグチャになってしまった」。フリーで150点台に沈むのは、2014年11月のNHK杯以来だ。
     無残なフリーで悔しさを胸に刻んだ。安全策が裏目に出て「挑戦しないと、僕らしい演技は絶対にできない」と確認できたなら、ジェットコースターのような体験も無駄ではない。(カナダ・モントリオール 永井順子)

    SP世界最高点…「勝負曲」で構成進化(2017年9月22日)

    • 男子SPで世界歴代最高得点を更新し首位の羽生結弦
      男子SPで世界歴代最高得点を更新し首位の羽生結弦

     フィギュアスケートのオータムクラシックは22日、カナダのモントリオールで男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪シーズンの初戦に臨む羽生結弦(ANA)が自身の持つSPの世界歴代最高得点を更新する112.72点を出し、首位に立った。前世界王者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)が101.20点で2位につけた。村上大介(陽進堂)は70.09点の7位と出遅れた。
     112.72点のアナウンスに、場内は大歓声に包まれた。羽生が「ミスがなく、質として非常に納得できる」と語った演技で、自らの世界歴代最高得点を1.77点更新。衝撃のシーズン開幕となった。
     曲は2季ぶりとなるショパン作曲「バラード第1番」。慣れ親しんだピアノの旋律に乗り、冒頭の4回転サルコーを完璧に決めた。後半の4回転―3回転の連続ジャンプも初成功。スピンもステップも全て最高難度のレベル4を獲得し、オーサーコーチは「オーケストラの指揮者のように、すべてを支配した」と絶賛した。
     大会直前に右膝を痛め、4回転ループは回避した。不安もあったが、過去2度も歴代最高を更新した「勝負曲」には、「いい演技ができれば点数もおのずと出る」と自信があった。2季前に比べ、演技後半のジャンプを一つから二つに増やし、4回転―3回転の連続ジャンプも後半へ配置。ジャンプの基礎点だけで1.46点高い。新しい衣装が間に合わず、2季前と同じコスチュームだったが、進化は明らかだった。
     五輪連覇へ最高の滑り出しにも、「まだ初戦。これをベースに戦っていかないといけない」と冷静そのもの。膝痛で回避したループを今後組み込めば、さらなる記録更新も可能だ。その目ははるかな高みを見据えている。(カナダ・モントリオール 永井順子)

    「ベストの演技を」(2017年9月21日)

    • 今季初戦の公式練習に臨んだ羽生結弦
      今季初戦の公式練習に臨んだ羽生結弦

     フィギュアスケートのオータムクラシックは21日、カナダのモントリオールで開幕し、女子ショートプログラム(SP)のほか、男子の公式練習も行われ、右膝痛を抱えて今季初戦に臨む羽生結弦(ANA)は軽めに調整。4回転ループについて、「今回はやらない」と回避することを明かした。フリーの曲をかけた練習では、演技後半にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)2本と4回転3本を跳ぶ構成を披露し、「後半は一番難しい構成。ベストの演技をしたい」と語った。

    膝痛 プログラム修正、今季初戦 現地入り(2017年9月20日)

    • 今季初戦に向けてカナダ・モントリオールに到着した羽生結弦
      今季初戦に向けてカナダ・モントリオールに到着した羽生結弦

     【モントリオール(カナダ)=永井順子】フィギュアスケート男子で五輪連覇を目指す羽生結弦(ANA)が20日午後、今季初戦となるオータムクラシック(21日開幕)に出場するためカナダのモントリオールに到着した。同行したブライアン・オーサーコーチは、羽生が右膝痛のため、プログラムの演技構成を抑えて臨むことを明らかにした。
     羽生は同門のハビエル・フェルナンデス(スペイン)らとともに、練習拠点のトロントから空路で現地入り。オーサーコーチは、「ユヅ(羽生)は先週から右膝にちょっとした痛みを抱え、練習を休んでいた。大きな問題ではないが、私の決断でプログラムを少しシンプルにして初戦に臨む」と話した。
     同日は女子の公式練習も行われ、三原舞依(神戸ポートアイランドク)らが氷の感触を確かめた。21日は女子ショートプログラム(SP)、22日に男子SP、23日に男女フリーが行われる。

    初戦から攻める

     シーズンを通してみるとスロースターターの印象がある羽生だが、今季はショートプログラム(SP)、フリーともに慣れ親しんだ曲を使い、「初戦から演技を習熟させたい。最初から、このプログラムは素晴らしいと思えるようにしなくてはいけない」とスタートダッシュを狙う。
     注目は、元世界王者のハビエル・フェルナンデス(スペイン)との直接対決だ。2人は同じリンクでブライアン・オーサーコーチに師事するが、五輪のメダルを争うライバル同士でもある。直近の国際大会では、有力選手の宇野昌磨(トヨタ自動車)やネイサン・チェン(米)も優勝しているだけに、シーズンの行方を占う意味で重要な試合となる。
     女子は昨季の四大陸選手権を制した三原舞依(神戸ポートアイランドク)らが出場。女子SPは21日、男子SPは22日に行われる。(モントリオール 永井順子)

    2018年01月31日 21時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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