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[Evening Football]副業人材 Jに新風…「好き」で入社 本業生かす

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 「働き方改革」の波が、Jリーグにも押し寄せている。異業種の人材が「副業」としてJクラブで働き始め、新たな風を吹かせ始めた。

「副業」としてJ1清水で働く竹田さん
「副業」としてJ1清水で働く竹田さん

 J1清水の「デジタルマーケティングアドバイザー」を務める竹田正樹さん(47)は「クラブ内は会ったことない人ばかり」と笑う。入社して約3か月たつが、静岡市内のクラブハウスにはほとんど行かず、さいたま市の自宅などからオンラインで週に数回、会議に参加し、顧客データの収集や活用方法などについて意見している。

 本業は大手IT関連企業の社員で、データサイエンスのスペシャリストだ。一方で大学まで競技を続けてきた生粋のサッカー人。40歳を過ぎた頃から、「どうしても頭から離れない思いがあるなら動くしかない」と考えるようになり、昨年末に清水が募集した「副業・兼業」枠の職種に応募し、約800人から採用された。

 「デジタルトランスフォーメーション(DX)」が叫ばれ、Jクラブでもデジタル技術の活用が本格化している。だが売り手市場のIT人材に、コロナ禍で経営が厳しいJクラブが好待遇を提示するのは難しい。地方のクラブとなれば、ハードルはさらに上がる。

 それを解決するのが「副業」だった。竹田さんの会社は多様な働き方を推奨し、自己実現や社会貢献を目的に多くの社員が副業を持っているという。竹田さんは「『好き』と『仕事』がクロスするのが一番幸せなこと。こういう働き方がどんどん広がる確信がある」と言葉を弾ませる。

 鹿島など他のJクラブでも、同様の採用が始まっている。清水の山室晋也社長は「これまでなら絶対に出てこなかった意見を言ってくれて、目から うろこ が落ちることも多い。今後も幅広い業種から多種多様な人材を集めたい」と話している。(星聡)

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2148881 0 サッカー 2021/06/23 15:00:00 2021/06/23 16:05:02 2021/06/23 16:05:02 「副業」としてJ1清水で働く竹田さん https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210623-OYT1I50064-T.jpg?type=thumbnail

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