逸ノ城 山のごとし

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大相撲春場所6日目(15日・大阪府立体育会館)

 両横綱はともに白星。白鵬は慎重な攻めで錦木を退けて土つかずの6連勝とし、鶴竜は正代をはたき込んで5勝。高安は妙義龍を力強く押し出し、栃ノ心は御嶽海を投げで仕留めたが、豪栄道は引き技で大栄翔に不覚を取り初黒星。貴景勝は魁聖にまわしを許さず送り出し、連敗を免れた。

 

[やぐら太鼓]突っ張り動じず6連勝

突っ張りを食い止め、遠藤(左)を破った逸ノ城=園田寛志郎撮影
突っ張りを食い止め、遠藤(左)を破った逸ノ城=園田寛志郎撮影

 幕内最重量の226キロの巨体が土俵の真ん中でびくともしない。逸ノ城が、新入幕で13勝を挙げた2014年秋場所以来の初日から6連勝。「相手がよく見えている」と手応えを口にする。

 遠藤の突っ張りをどっしりと食い止めた。相手の上体が伸び上がったのを見計らって、上から押しつぶすようにして土俵にはわせた。「(連日)前に攻めてない。攻めていかないと」と笑顔は控えめだが、師匠の湊親方(元幕内湊富士)は「立ち合いからはたいているわけではない。流れの中で、体は動いている」とうなずく。

 これで勝ちっ放しは白鵬と逸ノ城の2人だけ。だが、前半戦が好調でも、その後失速することが多い。師匠はその要因を「気持ち。一つ負けると考えるから」と話す。大きな体に似合わず、意外に繊細な面も持ち合わせているのだ。

 ただ、今場所は気持ちに変化があった。先場所、モンゴルの先輩・玉鷲が初優勝を遂げたことで、自分も続こうという気持ちが「やっぱり、ある」。場所前は、初めて自ら苦手の貴景勝のもとに出稽古に行くなどいつも以上に意欲的だった。

 土俵下の高田川審判長(元関脇安芸乃島)は「不気味な存在」と久々の旋風に期待をかける。芽生えた野心が精神面の課題を抑え込めるか。(小高広樹)

491835 1 大相撲 2019/03/16 05:00:00 2019/03/16 05:00:00 2019/03/16 05:00:00 はたき込みで遠藤を破った逸ノ城(右)(15日、大阪府立体育会館で)=園田寛志郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/03/20190316-OYT1I50000-T.jpg?type=thumbnail

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