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「ネガティブ思考」で連敗癖の正代が「最後まで諦めなかった」

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初優勝を決め、土俵下で感無量の表情を見せる正代関(27日、両国国技館で)
初優勝を決め、土俵下で感無量の表情を見せる正代関(27日、両国国技館で)

 大相撲秋場所千秋楽の27日、関脇の正代しょうだい関(本名・正代直也、時津風部屋)が初優勝を遂げ、大関昇進を確実とした。勝ち名乗りを受けた後、こわばった表情から一転、土俵を下りる際に目をつむった。「最後まで諦めなかったのが良かった」。新型コロナウイルス感染防止のため声援自粛が求められている両国国技館の館内で、ファンからの万雷の拍手に感極まった。

 東京農業大時代に学生横綱に輝き、2014年春場所初土俵からわずか3年弱で関脇昇進を果たした大器。だが、控えめな性格から「誰とも当たりたくない」などと慎重な発言を繰り返し、「ネガティブ思考」とも言われてきた。連敗癖もあり、これまで目立った成績を残せていなかったが、今年に入って毎場所のように優勝争いに絡むなど精神面も成長。優勝を決めた一番も最後に相手の攻めを右足一本で残す執念を見せた。

 出身の熊本県は相撲が盛んな地。江戸時代には不知火しらぬいだく右衛門えもん、不知火こう右衛門えもんの2横綱も輩出したが、優勝制度ができた1909年夏場所以降、優勝力士はいなかった。

 正代関は地元への愛着が人一倍強い。宇土うと市の実家も被災した2016年4月の熊本地震以降、場所の合間を縫って避難所や仮設住宅への慰問を続けた。今年7月には豪雨被害も発生。「恩返しじゃないけど、楽しんでいただける相撲が取れたんじゃないかな」。家族や応援してくれる故郷のファンに思いをはせた。

 正代関が勝利した夜に必ず、地元では花火が打ち上がる。発起人で地元後援会長を務める金田光生さん(68)は「こんな時こそめでたいことで盛り上がろうと話し合った」。地元の熱烈な期待に見事に応えた。

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1504852 0 大相撲 2020/09/27 21:24:00 2020/09/27 22:07:17 2020/09/27 22:07:17 初優勝を果たした正代が土俵下で天を仰ぐ (カメラ・今西 淳)報知新聞写真部2020年9月27日撮影@両国国技館 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200927-OYT1I50043-T.jpg?type=thumbnail

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