読売新聞オンライン

メニュー

照ノ富士 師が支えた復活…新横綱誕生

[読者会員限定]
メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 大相撲の第73代横綱・照ノ富士関(29)(本名ガントルガ・ガンエルデネ、モンゴル出身、伊勢ヶ浜部屋)が21日、正式に誕生した。新横綱は2017年初場所後の稀勢の里以来で、令和初の横綱誕生となった。昇進伝達式で「不動心を心掛け、横綱の品格、力量の向上に努めます」と口上を述べた。9月の秋場所の番付は、白鵬関とともにモンゴル出身の2横綱が東西に並ぶ。

横綱昇進を伝達され、タイを両手に持つ照ノ富士関(左)と伊勢ヶ浜親方(21日午前、伊勢ヶ浜部屋で)=代表撮影
横綱昇進を伝達され、タイを両手に持つ照ノ富士関(左)と伊勢ヶ浜親方(21日午前、伊勢ヶ浜部屋で)=代表撮影

 けがと病気で一時は大関から序二段まで番付を落としながら劇的な復活を遂げた照ノ富士関。伝達式後の記者会見では「一番は周りの環境、支えがあったから。それがあったからやっとここまで来られた」と師匠の伊勢ヶ浜親方(61)(元横綱旭富士)への感謝の言葉を繰り返した。

 相撲の強豪・鳥取城北高への「相撲留学」を経て間垣部屋に入門したが、当時の師匠が体調を崩し、十分な指導を受けられない時期が続いた。だが、間垣部屋の閉鎖に伴い伊勢ヶ浜部屋へ移籍したのが転機となった。稽古環境が充実し、厳しい師匠の教えもあり番付を駆け上がった。序二段まで落ちた時は何度も引退を考えたが、師匠の説得で思いとどまった。もう一度上を目指すと前を向いた時、師匠の存在が「一番の支えになりました」という。

 「ここまでの道のりは(伊勢ヶ浜)親方がいないと考えられない。ありがたい気持ち」と話す新横綱の言葉を横で聞いた伊勢ヶ浜親方は、「周りで支えても、やらなきゃどうしようもない。本人が頑張った」と弟子をねぎらった。新横綱が選んだ土俵入りの型は、旭富士と同じ「 不知火しらぬい 型」。師匠が直々に所作を指導する。師弟で新たな横綱像を作り上げていく覚悟でいる。

無断転載・複製を禁じます
2226149 1 大相撲 2021/07/22 05:00:00 2021/07/22 05:00:00 2021/07/22 05:00:00 伝達式後、タイを両手に持つ新横綱照ノ富士(左)、中央は伊勢ケ浜親方、右は淳子夫人=伊勢ケ浜部屋、2021年7月21日(代表撮影) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210722-OYT1I50019-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)