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23日に行われた大相撲初場所千秋楽で、3度目の優勝を果たした関脇御嶽海。恒例の表彰式でのインタビューでは、大関昇進を確実にしたことに話が及ぶと、言葉に詰まる場面も。長く大関候補とされながら、ムラのある相撲で期待に応えられなかった29歳が、感極まった表情を見せた。

今場所について「長かった。勝っている時はいつも短いなと思うが、今場所は長く感じた。いやあ、精神的に持つかなと思った」と振り返った。重圧も大きかったようだが、「でも、すごい楽しめた。後半の方がいい相撲を取れたのかなと思います」と笑顔を見せた。
その表情が一変したのが、大関昇進を諮る臨時理事会の招集が決まったことを尋ねられた時。こみ上げるものを必死に抑えて「なかなか経験できることではないので、うれしいです」と言葉を絞り出した。初優勝が2018年の名古屋場所。三役常連ながら殻を破れずにいた「万年大関候補」は期待に応えきれなかった期間について、「長かったです」と、語った。
次の春場所は新大関として臨むことになる。「皆さん、注目して見て下さい」。最後は、御嶽海らしい、不敵な笑みを見せた。