雷電以来の長野出身、大関昇進確実な御嶽海…両親も感動

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 大相撲初場所千秋楽の23日、関脇の 御嶽海みたけうみ 関(29)(本名・大道久司、出羽海部屋)が3度目の優勝を果たし、場所後の大関昇進が確実となった。土俵下でのインタビューでは感極まりながら、ここまでの道のりを「なかなか経験できることじゃない。長かったです」と振り返った。

寄り切りで照ノ富士(奥)を破り、優勝を決めた御嶽海(23日)=園田寛志郎撮影
寄り切りで照ノ富士(奥)を破り、優勝を決めた御嶽海(23日)=園田寛志郎撮影

 東洋大でアマチュア横綱、学生横綱の2冠に輝き、2015年春場所の幕下付け出し初土俵から所要4場所の新入幕を果たすと、18年名古屋場所で初優勝。大関候補の筆頭と目されたが、以降は足踏みが続いた。指摘され続けた課題が、稽古嫌いと大事な場面で集中力を欠く気持ちの弱さだった。

 師匠の出羽海親方(元幕内 小城乃花おぎのはな )は「すぐに十両、幕内と上がったが、(当時は)兄弟子も多かった。最近は兄貴のような存在で部屋を引っ張っていく気持ちでやっている」と、精神面の成長を指摘。千秋楽の一番では7連敗中だった横綱照ノ富士関に攻める相撲を貫いて圧倒した。

 長野県上松町出身。新型コロナウイルス感染拡大前は本場所の観戦ツアーが組まれ、地元の大声援で知られた。同県からは江戸時代に天下無双と呼ばれた 雷電らいでん 以来の大関誕生。期待が膨らむ来場所に向けて御嶽海関は「皆さん注目して見てください」と胸を張った。

 母でフィリピン出身の大道マルガリータさん(51)は、2年ぶりに両国国技館で観戦。「感動しました。すごく頑張ってくれた」と興奮冷めやらぬ様子で話した。地元・上松町に残って公民館でテレビ観戦した父大道春男さん(73)は「けがしないよう精進して、伝統ある相撲を皆に見てもらえるよう盛り上げてほしい」とエールを送った。

 雷電為右衛門(らいでん・ためえもん) 1767~1825年。現在の長野県東御市出身で、雲州(松江藩)松平侯のお抱えとなった伝説的力士。1メートル97、169キロの体格を誇り、254勝10敗(引き分けなどを除く)、勝率9割6分2厘の並外れた実績から、「古今最強力士」と称された。最高位は大関。当時横綱は地位として明文化されていなかった。

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