ホップする剛速球は「目の錯覚」…投球動作速いほど「伸びた」と感じる

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 NTTの研究機関「NTTコミュニケーション科学基礎研究所」(京都府精華町)は、野球のプレーを情報通信技術(ICT)で分析した結果を発表した。実験では、投手が投げたボールの速度や軌道が同じでも、投球動作が速いほど打者は目の錯覚で「ボールが伸びた」と感じることが判明した。

 打者にとって、ホームベースの手前で浮き上がって見える剛速球は「ホップする」「伸びがある」と表現されるが、メカニズムは未解明だったという。

 NTT西日本の社会人野球選手29人がVR(仮想現実)ゴーグルを装着し、打者の疑似体験をした。VRの動画でボールの速度・軌道を変えずに、投手の投球動作の時間を0・8倍、通常、1・2倍にして比較した結果、投球動作が速い方が「ボールが伸びた」と回答した。

VRを用いてボールの伸びを体験する様子(NTTコミュニケーション科学基礎研究所提供)
VRを用いてボールの伸びを体験する様子(NTTコミュニケーション科学基礎研究所提供)

 同研究所の木村聡貴・主任研究員は「打者の中には、投手の動作から球種を予測するタイプがいる。そうした選手が錯覚しやすい」と分析している。マウンドから放たれたボールがキャッチャーミットに収まるまでの時間は0・5秒程度で、打者がボールの軌道を投手の動作から脳内でイメージしていることが影響しているとみられる。

 一方、ボールの実際の軌道に反応する打者は、錯覚を起こしにくいと考えられるという。

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