女子野球リーグ、今季3地域で誕生…全国規模も視野

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 女子硬式野球の地域リーグが各地に誕生している。今年度から東北、中国・四国、九州でスタートし、全国で7地域と広がった。今夏の全国高校選手権決勝も甲子園球場(兵庫県西宮市)での開催が決まるなど女子野球に注目が集まり、全国で創部が相次ぐ一方、チーム数が少ないため試合を組むのに苦労する地域も。実戦を通してレベル向上を図る狙いがあり、全日本女子野球連盟は全国規模のリーグ創設を見据える。

開志学園準V 女子高校野球

実戦でレベルアップ

 4月16日、高知県の安芸市営球場で、中国・四国の「ルビー・リーグ」が開幕した。広島、岡山、島根、高知、愛媛5県の高校、大学、クラブの14チームが参戦し、3グループに分かれて総当たり戦などを行う。高知中央高(高知県)の白坂 葉夏はな 主将(17)は「練習だけしていると、『自分はできる』と思ってプレーしがちになる。リーグを戦っていけば何が苦手なのか把握できる」と手応えを語る。

 各地の地域リーグは高校や大学、社会人など幅広い年代のチームが同居する例が大半だ。世代別にリーグを結成するには数が少ないためだが、高校生が社会人と対戦することで底上げも期待される。中四国女子硬式野球連盟会長で高知中央高の西内友広監督は「関東や関西に比べて実戦経験が少なく、高校生の成長が遅れていた。緊張感のある試合でレベルアップを図りたい」と意気込む。

 全国の高校女子野球部はここ5年で倍増し、今年度に50校を超えた。ただ、広島県で今春、男子の強豪校・広陵高が創部して3校に増えた一方、愛媛県は新田高のみと普及度にばらつきがある。全国高校選手権も男子のような地方大会がなく、対戦相手を求めて泊まりがけで遠征するチームも多い。新田高の秋山和輝監督は「全国大会にも実戦なしで臨んできた。それでは野球にならない」と苦悩する。

 大学の野球部は10チームほどしかなく、卒業後のプレー環境が少ないなど課題も多い。全日本女子野球連盟の山田博子会長は「我々の使命は全国で当たり前に試合が行われるようにすること。将来的には持続可能な形で全国を網羅するトップリーグを創設できたら」と語る。

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