空から 東海百城 「松坂城」 三重・松阪市

松阪市役所の南西に城跡があり、現在は総延長2キロの重厚な石垣が残っている。城跡は2011年、国史跡に指定された。築城したのは、豊臣秀吉の家臣で近江国(滋賀県)出身の戦国武将・蒲生氏郷。1588年(天正16年)、わずか3年で松坂城を完成させた。石垣の工事に際し、氏郷は近江から専門の職人を呼び寄せたようだ。築城当初は自然の石を積み上げる「野面(のづら)積み」で、その後は石を割って加工した「割石」を、江戸時代は表面を平らにした石材を使っており、石垣の場所によって時代の違いが読み取れる。熊本城など数えるほどの城でしか見られない「4連続枡形(ますがた)」も見所。裏門側からの通路を次々と直角に曲げ、天守まで容易に攻め込ませないための防御の仕組みだ。城跡は公園として整備され、近くには御城番屋敷や松阪商人の町家が残っている=中部支社写真グループ 尾賀聡撮影 2019年5月26日公開

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