インド西部グジャラート州の最大都市アーメダバードから約180キロ南東に、高さ182メートルの巨像が立つ。地元出身の反英独立運動指導者、サルダル・パテルのブロンズ像だ。2018年10月に完成し、世界最大とギネス記録に認定された。独立後の初代副首相のパテルは、500以上あった藩王国の統合を主導し、現在のインドの礎を築いた。州首相時代に建立を発案したモディ首相は今年2月、トランプ米大統領を招いた歓迎集会で「米国は自由の女神像、インドは『統一の像』が誇りだ」と演説した。総工費は約300億ルピー(3月9日現在、約420億円)で、「税金の無駄遣い」との声もあるが、2月の週末は家族連れでにぎわっていた。隣の州から一家で来たサドギルさん(37)は「(高い像を仰ぎ見て)首がおかしくなってもインドのシンボルを見られて幸せです」と満足そうだった=ニューデリー支局 小峰翔撮影 2020年3月10日公開 特派員チャンネル 「中古の日本車がいっぱい」 南米ガイアナ 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿