新型コロナウイルスの終息を願い、伝統工芸士の戸畑茂四郎さん(72)=福岡県那珂川市が制作した博多人形の「妖怪アマビエ」が人気を呼んでいる。「アマビエ」は、江戸時代に肥後(熊本県)の海に現れた妖怪とされ、疫病の流行を封じると、現在、SNSなどで話題。戸畑さんは「人形が人々の心の癒やしとなれば」と工房で一つ一つを手作りしている。ふくよかな丸顔の2等身で、高さ8㌢、幅約6㌢。粘土の型をとって素焼きし、うろこ部分は黄や青色、髪には、厄よけに良いとされる朱で彩色している。台付きで、値段は2200円(税込み)。戸畑さんは「私も近所に住む孫たちと集えずに寂しい日々だが、世界中の人がまた笑って集える日を祈って、人形を作りたい」と話している。美術工芸品を取り扱うガトー(福岡県太宰府市)のホームページ<gatou‐dazaifu.com>から注文できる=西部本社写真部 貞末ヒトミ撮影 2020年4月28日公開 「妖怪」で感染封じ アマビエかたどった上生菓子が人気 疫病封じる妖怪「アマビエ」が和菓子に…岐阜・大垣 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿 twitter facebook line mail