愛知環状鉄道は名古屋市の東を南北に走っており、JR東海道線の岡崎駅と愛知県春日井市のJR中央線・高蔵寺駅とを結ぶ全長45・3キロの路線だ。沿線はトヨタ自動車の関連工場や住宅団地、40を超す大学や高校が立地し、名古屋郊外の住民の足となっている。このため、2019年度の輸送人員は1884万人と、全国の地方鉄道の中でトップレベルの利用者を誇る。観光地として挙げられるのは、中岡崎駅周辺。駅から歩いて7分くらいにある岡崎公園は徳川家康が生まれた岡崎城の城跡。園内の天守は昭和時代に復元され、裏に据えられている「出世ベンチ」は竹千代と称した幼少期と天下人となった家康の2体の石像が御影石に座っており、隣に腰掛けることができる。岡崎公園と、線路をはさんで反対側には八丁味噌の老舗が2軒並んでいる。名前の由来は岡崎城から西へ八丁(約870メートル)に位置すること。大豆と塩と水だけを原料に、木桶で2夏2冬熟成させる伝統的製法で、濃厚でまろやかな味が特徴。蔵の見学も可能で、重しのために3トンもの石が円錐状に積み上がった巨大な木桶が並ぶ光景に圧倒される=中部支社写真グループ 中根新太郎撮影 2020年10月18日公開 通勤通学に歴史散策も<愛知環状鉄道> 四季折々花の名所<山形鉄道・フラワー長井線> 「鉄印」を集めて楽しむローカル線の旅 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿