美濃手すき和紙の産地、岐阜県美濃市の板取川で、和紙の原料となるコウゾを水にさらす「寒ざらし」が行われた。作業はコウゾの皮を水に数日間浸して自然に漂白するとともに不純物を取り除くのが目的。現在は工房の水槽でさらすのが一般的だが、伝統的な技法を後世に継承しようと年に1回、川での作業が続けられている。職人ら14人が15日に水温6度の透き通った川に入り、コウゾを並べていった。美濃手すき和紙協同組合の鈴木竹久理事長(71)は「先人がやってきた行事を絶やすことはできない。ずっと続けていきたい」と話していた=中部支社写真グループ 尾賀聡撮影 2021年1月18日公開 伝統の白線流しで母校に別れ…岐阜・高山 北陸大紀行「冬のくらし」【8】たたき網漁(福井県若狭町) 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿