奈良市の菅原遺跡で、8世紀中頃に建てられた円形建物の遺構が見つかり、奈良県と元興寺文化財研究所が20日、発表した。奈良時代には八角形の建物はあるが、完全な円形の木造建築は類例がなく、東大寺の大仏造立の勧進に尽力した高僧・行基(688~749年)の供養堂だった可能性が高いとしている。建物の遺構は、外側に直径14・5メートルの円形に柱穴が15か所(推定16か所)確認され、内側にも土台とみられる石材を抜き取った痕跡が、直径9・5メートルの円形に連なっていた=映像提供 元興寺文化財研究所・株式会社文化財サービス 2021年5月21日公開 行基供養堂か 円形建物跡…奈良・菅原遺跡で出土 奈良・唐招提寺で伝統の「うちわまき」行事 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿