【テヘラン=水野翔太】アフガニスタンの首都カブールの空港で16日、増派に伴って到着した米兵が警備任務を開始した。米大使館員らの退避を支援するためだが、イスラム主義勢力タリバンの支配再来を恐れて国外脱出を求める市民が殺到し、空港は大混乱が続いた。本紙通信員によると、航空券やパスポート、渡航ビザ(査証)がなくても米国の軍用機で出国できるとのうわさが広がり、空港には家族連れら数千人が押し寄せた。複数の市民が米軍機にしがみつき、離陸した後に数十メートルの高さから落下した。2人が死亡したとの報道もある。AP通信は16日、カブールの空港が混乱する光景を配信した:映像16日AP通信 2021年8月17日公開 米軍機にしがみつくアフガンの市民ら、離陸後に高さ数十mから落下し死亡か タリバン「全土掌握」で親米政権は崩壊…国外脱出しようと空港に市民ら殺到 中国、着々とタリバンとの関係構築…武力制圧を事実上容認 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿