沖縄本島や鹿児島県の離島に大量の軽石が漂着し、漁業や船の運航に影響が出ている。東に約1300キロ・メートル離れた小笠原諸島付近の海底火山「福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)」が8月に噴火した影響とみられ、海上保安庁は近海の船舶に注意を呼びかけている。沖縄県によると、漂着は今月上旬に北大東島で始まり、それ以降、本島の北部を中心に全域で確認されている。海岸や港を覆い尽くす量で、漁船計30隻が軽石を吸い込んで故障したほか、国頭(くにがみ)村の辺土名(へんとな)漁港では、いけすで育てていたサバ科の「グルクマ」が約150匹死んだ。誤って軽石をのみ込んだとみられる。軽石は今後、黒潮にのって北上し、四国や本州の沿岸に接近する可能性があるという(読売機、ドローンから)=東京本社写真部 鈴木毅彦撮影 2021年10月27日公開 福徳岡ノ場と西之島 【最新空撮映像】 軽石は今後本州・四国に接近か…海洋研究開発機構が予測 海岸の「軽石」1日10トン撤去、次から次へと流れ着き漁に出られず 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿