奈良・正倉院の至宝がそろう「第73回正倉院展」(主催・奈良国立博物館、特別協力・読売新聞社)が30日、奈良国立博物館(奈良市)で開幕した。訪れた人たちは逸品の数々をじっくりと鑑賞し、華やかな天平文化に思いを巡らせていた。極彩色で動植物などが描かれた蓮華(れんげ)形の香炉台「漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)」など、初出展8件を含む55件を公開。書の文化を伝える文房具の展示は今回の特色の一つで、象牙や鹿の角などを使った「青斑石硯(せいはんせきのすずり)」や筆、墨、紙なども並ぶ。新型コロナウイルス対策として、昨年同様に事前予約が必要な日時指定入場制とし、1時間ごとの入場者は約500人に制限している。11月15日まで。会期中無休=大阪動画班 佐々木沙綾撮影 2021年10月30日公開 華やかな天平文化に思い巡らす…第73回正倉院展、奈良国立博物館で開幕 第73回正倉院展の内覧会…奈良 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿