南海電鉄加太線の「めでたいでんしゃ」に18日、4台目となる黒色の「かしら」が加わった。同線では、ピンクの「さち」と水色の「かい」、その子どもで赤色の「なな」が元気に運行中で、「かしら」は、「さち」の兄という役どころ。海での大冒険を終えふるさと・加太線へ帰ってきた――という設定で、甲板のような木目調の床、海賊船の帆をモチーフにした中吊(なかづ)りが乗客の冒険心を盛り上げる。また、車内のあちこちに、サメや海賊、人魚などのイラストが描かれているのがかわいらしい。さらに今回は、和歌山市出身で、人気ロックバンド「L’Arc~en~Ciel(ラルク・アン・シエル)」ボーカルのHYDE(ハイド)さんの協力を得て、HYDEさんのシルエットと、ロゴマークも車内に忍ばせた。HYDEさんは「友人、親族が多く住む加太線は最も思い入れのある路線。いつまでも愛されますように」とのメッセージを寄せた。運行情報は「めでたいでんしゃ」の特設サイトで確認できる=和歌山支局 豊嶋茉莉撮影 2021年9月24日公開 心和む 懐かしい駅舎 人力車復活 高野山に活気 鉄道愛好家 紀北の宝物 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿