最愛の妻は双子の娘を残して逝った…夫らはウクライナ東部セベロドネツクから西部に避難

ロシアのウクライナ侵攻で激しい攻防が続く東部ルハンスク州の要衝セベロドネツク。この街で砲撃によって最愛の妻を失い、2歳の双子の女児を連れて西部に逃れた男性がいた。爆発音が響き、壁が揺れた。5月17日夕、セベロドネツクのレストラン地下室。妻と双子の女児を連れ、避難生活を送っていたドミトリ・モスルさん(32)は急いで外に出た。妻のエレナさん(27)がたき火で夕食を作っているはずだった。砲弾が着弾した約15メートル先に妻が倒れていた。抱きかかえると、頭蓋骨が砕けていた。「エレナ、こっちを見てくれ!」。目を見開き、ただ一点を見つめる妻に呼びかけたが、反応はなかった。セベロドネツクでは市民の犠牲が増え続ける。ドミトリさんは言う。「妻が死んだ日は、この街にとって『普通の日』でしかない。悲劇が毎日繰り返される。それが現実だ」。双子にはまだ、母の死を伝えていない。(ウクライナ西部ベルブカ 渡辺晋)=大阪本社写真部 三浦邦彦撮影 2022年6月14日公開

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