「刃物のまち」として知られる関市の関鍛冶伝承館で2日、新春の訪れを告げる「関伝古式日本刀鍛錬打ち初め式」が行われた。関伝日本刀鍛錬技術保存会が主催し、刃物業界の安全や発展を祈願する恒例行事で、今年で43回目。昨年4月に新装オープンした鍛錬場で、約800人(主催者発表)の見物客が見守る中、烏帽子(えぼし)に白装束姿の刀匠9人が伝統の技を披露した。刀匠が約1300度に熱せられた真っ赤な玉鋼を台に載せ、大槌(おおづち)でたたいて打ち延ばすと、「カンカン」という高い音と共に、火の粉が勢いよく飛び散った。見物客らは歓声を上げながら、式の様子をカメラに収めていた=岐阜支局 増実健一撮影 2019年1月7日公開 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿