東京大と高エネルギー加速器研究機構、国立天文台は30日、岐阜県飛騨市の地下に建設していた重力波観測装置「かぐら(KAGRA)」を報道陣に公開した。10月4日に完成記念式典を開き、年内にも本格的な観測を開始する。重力波観測装置の建設では米欧が先行し、2015年に米チームがブラックホール同士の合体の際に生じた重力波を初めて観測。米国の3氏は17年にノーベル物理学賞を受賞した。しかし、かぐらは地下に建設され、地上にある米欧の装置よりも振動などのノイズを受けにくい。精度良く重力波をとらえて、波の発生源を詳細に解明することなどを目指す=中部支社写真グループ 林陽一撮影 2019年9月30日公開 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿 twitter facebook line mail