旧日本軍の人間魚雷「回天」は、改造した魚雷に乗って敵艦に体当たりする特攻兵器。出撃を前に、搭乗員たちは肉親に感謝や惜別の気持ちをつづり、南海に散っていった。回天の出撃地だった山口県周南市の離島・大津島にある市回天記念館は、収蔵資料約1300点を閲覧できるタッチパネル式のモニター(50インチ)を導入し、7月から公開している。デジタル化による本格的な記録・保存の取り組みで、同館は「戦後75年がたち、戦争体験者が少なくなる中、多くの資料を見てもらうことで、戦争と平和を後世に語り継ぎたい」としている=山口総局 長野浩一撮影 2020年8月13日公開 悲惨な戦禍から奇跡の復興、そして東京五輪…動画で考える「戦後75年」 19歳特攻に散った兄 「自分を最初に」出撃訴え 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿 twitter facebook line mail