新型コロナウイルスの感染拡大で今夏の青森ねぶた祭が中止となったことから、祭りを主催する青森観光コンベンション協会が企画して制作された「特別ねぶた」が23日、青森市の文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」で披露され、点灯された。協会が、ねぶたを作るねぶた師に作品を披露する場を提供しようと、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングで全国から約3500万円を集めて実現した。題材は、新型コロナ早期収束の願いを込めた「薬師如来・玄奘三蔵と十二神将」。ねぶた師14人全員がそれぞれ1体のねぶたを制作し、14体を組み合わせ、高さ5・2メートル、幅8・5メートルの特別ねぶたを完成させた。この日のお披露目会で、ベテランねぶた師の竹浪比呂央さん(61)は「大きな力をくれた全国各地のねぶた祭ファンにお礼を言いたい」と語った。特別ねぶたは、来年8月の祭りで運行されるほか、祭り前日まで同施設で展示される=青森支局 八巻朱音撮影 2020年12月23日公開 「青森市民ナヌカ日ねぶた」開催 高田ねぶた、邪気をはらう「炎浄」 ねぶた祭代替8月7日 応募青森市民に限定 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿 twitter facebook line mail