静岡県熱海市の土石流災害は10日で発生から1週間となる。死者は9人のままで、所在不明者は2人減って20人となった。死者のうち2人の身元が分かっていない。警察や消防、自衛隊などは9日も1700人態勢で捜索を行ったが、土石流の起点付近で土砂の崩落があったため2度中断され、新たな発見に至らなかった。県は、今回の土石流の規模について、流れ出た土砂の総量が約5万5500立方メートルで、その大半が土石流の起点付近にある「盛り土」とみられると発表した。レーザーで計測した地形データから判明した。約7500立方メートルが砂防ダムでせき止められ、約4万8000立方メートルが住宅地に押し寄せた。県は当初、土砂の総量を約10万立方メートルと推定していた(読売ヘリから)=東京本社写真部 佐藤俊和撮影 2021年7月9日公開 土石流発生の瞬間を地元住民が撮影…静岡・熱海 「お母さんが来たよ」母子を救出…熱海土石流 熱海土石流の起点を上空から撮影…静岡県 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿