乗客106人と運転士が死亡し、562人が負傷した2005年のJR福知山線脱線事故は25日、発生から17年となった。兵庫県尼崎市の事故現場にJR西日本が整備した追悼施設「祈りの杜(もり)」では、コロナ禍で2年連続中止された同社主催の追悼慰霊式が3年ぶりに営まれ、遺族らが犠牲者を悼んだ。 慰霊式には遺族や負傷者ら244人が出席。コロナ禍で出席を見合わせた遺族ら向けにオンライン中継を行ったほか、同県伊丹市内には中継会場を設けた。式を前に、事故発生時刻の午前9時18分には、現場近くで遺族らが黙とう。同じ時間帯に通過した快速列車では「事故を心に刻み、安全運行に努めます」と車内放送が流れ、現場に向かって手を合わせる乗客もいた=代表撮影 2022年4月25日公開 番組、CM、イベントで使う 動画の利用 スクープ、ユニーク映像募集中 動画の投稿