[鉄印帳を携えて] 樽見鉄道(岐阜県)

樽見鉄道は岐阜県大垣市から本巣市の山間地域まで34・5キロを南北に結ぶ。全19駅で、1両編成のディーゼル車が約1時間で走る。終点の樽見駅は国指定天然記念物「淡墨桜」の最寄り駅だ。沿線は富有柿の産地で、特に瑞穂市の十九条駅と美江寺駅間は畑と樽見鉄道の車両を撮影できるスポットだ。本巣市の糸貫駅周辺では、国道157号に柿の販売所が点在している。その一つ、「柿の里ふれあいセンター直売所」は例年、11月の週末には県外からも客が集まりにぎわいを見せる。さらに北上し、谷汲口(たにぐみぐち)駅からコミュニティーバスで約10分、谷汲山華厳寺の門前町にある老舗「谷汲しいたけ園」では、しいたけの焼き物や揚げ物、川魚の塩焼きも楽しめる「椎茸(しいたけ)定食セット」(税込み1700円)が人気だ。厚みのある原木栽培しいたけの鉄板焼きは、コリコリした食感と味と香りを楽しむことができる。華厳寺は「西国三十三所巡礼」の33番目の寺で、紅葉の名所でもあり、店主の山本直哉さんは「大自然の中で育ったしいたけのおいしさと、紅葉の美しさを味わって」と話している=中部支社写真グループ 中根新太郎撮影 2020年10月28日公開 

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