バレラシッドさんと松本さんに優秀賞…青少年「志」プレゼン大会

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 国内外の若者が心に決めた将来の目標を発表する「世界青少年『志』プレゼンテーション大会」(読売中高生新聞後援)が15日、東京都内で開かれた。最優秀賞の文部科学

大臣賞と環境大臣賞には、それぞれ埼玉県の松本クリスさん(19)と千葉県のバレラシッド愛凛七(ありな)さん(10)が選ばれた。聴衆の心を震わせた熱いプレゼンの一部を紹介する。

◆大会情報

 大会でプレゼンする「志」とは、簡単に言えば、誰かのためになる目標のこと。国内の10~22歳の男女135人からの応募があり、15日の大会には、動画による1次・2次審査を通過した国内の10人と、大使館などから推薦されたベラルーシ、バングラデシュ、ザンビアの若者3人の計13人が参加した。

「地球をハッピーにしたい」


◆バレラシッド愛凛七さん(10) 最優秀賞・環境大臣賞

 「全ての生き物が幸せに暮らせるように同じ志を持った仲間を増やし、地球をハッピーにする」。6分間のプレゼンを全て英語で行った。志を「他の国の人たちにも広めたい」と願っているからだ。

 バレラシッドさんは砂浜の清掃活動などをする中で、「マイクロプラスチック」による海洋汚染を知った。原因は人間が使うプラスチック。「魚や鳥たちが食べて苦しんでいると思うと、とても悲しい気持ちになる」。いてもたってもいられなくなり、エコバッグ利用を呼びかけるポスターを作り、近所のスーパーやコンビニに貼ってもらった。

 生き物たちが幸せに暮らすために何ができるのか。今回のプレゼンをきっかけに環境問題について調べると、地球は想像以上に深刻な危機にさらされていることに気付いた。

 温暖化、水不足、そして1970年以降、地球上で暮らす多くの生物が絶滅したという報告……。プレゼンで訴えた。「地球の恵みを全て失ったら、元に戻すのは不可能でしょう。手遅れになる前に、私たちは目覚めなければいけない」

「コンゴの子どもを学校に」


◆松本クリスさん(19) 最優秀賞・文部科学大臣賞

 アフリカのコンゴ民主共和国出身の父と日本人の母を持つ松本さん。その志は「コンゴに学校を建て、全ての子どもが勉強できる環境を作る」ことだ。

 学校に行けない子どもが大勢いるコンゴの現状を父から聞かされたのは中学3年の頃。調べていくと色々なことがわかってきた。

 貧困家庭の子が教育を受けられず、大人になっても貧困に陥る「貧困の連鎖」、学校に行ったことがない親は教育の重要性や子どもを学校に通わせる意味がわからないという“親の無理解問題”…。こうした実情を知り、「教育について学び、父の母国に還元したい」と決意した。

 現在は大学の教育学部で学び、コンゴの公用語フランス語や現地の言葉リンガラ語も習っている。コンゴの子どものために、ランドセルや鉛筆を集める取り組みも始めた。

 プレゼンでは、父親の友人らとコンゴを訪問したときに出会った小学生たちの声を紹介した。「みな『勉強したい』と話していた。全ての子どもが勉強できる環境を一緒に作っていきましょう」

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816105 0 お知らせ 2019/09/27 16:08:00 2019/09/27 17:16:29 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/09/20190927-OYT8I50005-T.jpg?type=thumbnail

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