無料でプログラミングが学べる道場って、どんなところ?

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

キャラ動かす楽しさ提供

宮島さんに、CoderDojoの仕組みなどについて話を聞いた
宮島さんに、CoderDojoの仕組みなどについて話を聞いた

 2020年度から小学校で必修ひっしゅうになる「プログラミング教育」が注目を集めています。有料ゆうりょうのプログラミング教室がえる中、子どもはだれでもプログラミングが無料で学べる場所「CoderDojo(コーダー道場)」があると知り、どういう所なのか、なぜ無料でできるのか、などについて聞いてきました。

 「CoderDojo」の「Coder」は、ソフトウェアやウェブサイトなどの開発で、プログラミング言語でコードを記述きじゅつする人のことです。そして、「Dojo」は、日本語の「道場」から来ています。2011年にアイルランドで始まった取り組みで、主に7~17歳の子どもを対象たいしょうに、プログラミングにれる機会を無料で提供ていきょうしています。日本では12年に、アジア初の道場が東京にでき、現在約180か所でそれぞれ月1回程度、開催かいさいされています。世界全体では、約110か国に2000か所以上あるそうです。

 今回は、千葉県かしわ市にある「CoderDojo Kashiwa―no―ha(柏の葉)」を訪問し、柏の道場の「チャンピオン」(代表)であり、CoderDojo Japanの理事も務める宮島衣瑛みやじまきりえさん(22)に話を聞きました。

 道場で、プログラミングを学ぶ子のことを「ニンジャ」といい、ニンジャに教える人のことを「メンター」といいます。初めて参加さんかしたニンジャには、メンターが基本的きほんてきなプログラミングの方法ほうほうを教えます。2回目以降いこうは、自分が作りたいものを自由に作り、わからないところをメンターに相談するというスタイルです。

 宮島さんは、「大切にしたいのは『教室』感のなさ。先生がいて、みんなで同じことをするのではなく、来たいときに来て、まわりのまねをしているうちにできるようになっていた、というふうにしたい」と話します。

 道場では、「スクラッチ」というプログラミング言語を使います。「動かす」「待つ」「○回り返す」といった指示しじが書かれたブロックを組み合わせることで、パソコン上でキャラクターを自由に動かしたり、ゲームやアニメーションなどを作ることができます。

 この日、柏の葉の道場には、10人ほどのニンジャが参加。はじめて参加した小学3年生の女の子は、メンターの手助けで、画面に現れたり消えたりする猫をクリックすると、「ニャー」と鳴いて点数が入るゲームを制作。「むずかしかったけど、ゲームが作れて楽しかった」と話していました。

 道場の運営うんえいは、すべて寄付きふでまかなわれています。場所や、パソコンなどの機材きざいは、企業などが無料でしてくれたり提供してくれたりし、メンターも全くのボランティア。会場に募金ぼきん箱が置いてありますが、お金を入れるかどうかも含めて自由です。

 最年少さいねんしょうメンターの小学6年生の男子は、「やりたいと思ったことが、その通りにできた時が楽しい」とプログラミングの魅力みりょくを語り、大学1年の男性は、「子どもたちが楽しんで取り組んでいる姿すがたを見るのがやりがい」と教えてくれました。

 宮島さんは、高校1年生だった13年に、柏に道場を設立しました。その前年、アメリカで開かれたスクラッチの国際こくさい会議に参加して、CoderDojoの存在を知り、元々、人にものを教えることが好きだったこともあり、自分も始めたいと思ったとか。柏市内には現在、4か所に道場があり、年間のべ500人ほどが参加しているそうです。

 「プログラミングというと、理系りけい知識ちしきがないとダメと思われがちだが、やりたいことがあれば、子どもたちは自分で勉強してできるようになる。みんながプログラミングを好きになる必要ひつようはないけれど、一度は経験けいけんしてみてほしい」と宮島さん。柏の道場では、小学生の時にニンジャとして通っていた子が、高校に入ってメンターで戻ってくることもあるそうです。

 ジュニア記者たちは、プログラミングは難しい、というイメージを持っていました。今回の取材で、思ったより小さい子が取り組んでいて、作品の質が高いことにおどろきました。そして、プログラミングは、自分の作りたいものを作るための手段しゅだんなのだと感じました。

 子どもたちがもっと気軽にプログラミングに挑戦ちょうせんするためにも、CoderDojoのような場所が増えるといいと思いました。

 (高1・大島彩也夏(おおしまさやか)、中3・柳田峰雄(やなぎだねお)、中2・水谷卓郎(みずたにたくろう)、中1・竹中夏希(たけなかなつき)、小5・中島(なかじま)あかね記者)

無断転載禁止
678114 0 キッズニュース 2019/07/08 05:20:00 2019/07/08 05:20:00 2019/07/08 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/07/20190708-OYT8I50013-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

一緒に読もう新聞コンクール

新着クーポン

NEW
参考画像
お食事処ご利用2,000円以上で5%割引
NEW
参考画像
800円650円
NEW
参考画像
ご宿泊のお客様にコーヒー1杯サービス
NEW
参考画像
2000円1800円

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
挑むKANSAI
読売新聞社からのお知らせ