「日本あんこ協会」の活動って?

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魅力伝え あんこ好き増やす

 お正月休み、おもち一緒いっしょにあんこを食べた人もいるのではないでしょうか。あんこの魅力みりょくつたえようと、やく1年前に設立せつりつされた「日本あんこ協会きょうかい」が、協会員を大幅おおはばやしているそうです。なぜ今、あんこなのか――。会長のにしいあんこ(本名・西井成弘にしいなるひろ)さん(37)に聞いてきました。

 東京・池袋いけぶくろ繁華街はんかがいにあるビルの一室が、日本あんこ協会の活動拠点きょてんです。にしいさんが、笑顔えがおわたしたちをむかえてくれました。

 にしいさんが考える「あんこ」の定義ていぎは、豆やイモなどを煮詰につめてったペーストじょう料理りょうり。ゆでたヒヨコ豆をニンニクなどとすりつぶした「フムス」などの料理もその一種いっしゅと考えられます。「シンプルな料理だからこそ、親しみやすくて味わい深い」とにしいさん。

 にしいさんの本業はマーケティング会社の社長ですが、小さいころからのあんこきが高じ、「もっと多くの人にあんこの魅力を知ってもらいたい」と、あんこ菓子がしの食べ歩きブログを書き、おすすめのあんこ菓子を販売はんばいする通販サイトも開設しました。こうした活動を土台に、2018年10月に協会を設立しました。

「発掘」や「歴史」など/「あんバサダー」認定

 「あんこの普及ふきゅう振興しんこう」をかかげる協会の活動の4本柱は、「発掘はっくつ」「歴史れきし」「可能性かのうせい」「健康けんこう」だとか。

 「発掘」は、おいしいあんこ製品せいひんを“発掘”し、あんこの魅力を広めるというもの。協会には、「あずきじゃむ」「かぼちゃバター」など、様々な製品が用意されていました。今は、ソーダ味のあんこなども売られているといい、多様さにおどろかされました。

 「歴史」は、文献ぶんけんなどであんこ菓子の歴史を調べること。中国発祥はっしょう饅頭マントウかわで肉などの具をつつんでいましたが、肉食がゆるされなかった南北朝時代のそうが、代わりに小豆あずきを煮詰めたあんこを包み、これが和菓子の饅頭まんじゅう起源きげんとなったそう。こうした調査ちょうさ成果せいかをホームページで発信はっしんしています。

 「可能性」は、あんこ菓子をよりおいしく食べるため、合う料理や飲み物との組み合わせを考案こうあんすること。にしいさんのおすすめは、黒糖こくとうようかんと無糖むとうミルクティーだといいます。

 最後さいごは「健康」です。ほどよいあまみにおさえたようかんが、マラソン時のエネルギーを補給ほきゅうする「マラソンようかん」として販売されるなど、スポーツ界でも注目されています。とはいえ、食べぎは体にくありません。「大好きなあんこを一生食べるため、健康と両立した楽しみ方を提案ていあんする」のが目標もくひょうです。

 協会では、あんこに親近感を持ってもらおうと、「あんこ検定けんてい」というユニークな企画きかく実施じっし合格ごうかくすると、英語えいごの「ambassador(大使)」とけた「あんバサダー」(協会員)に認定にんていされます。あんこの魅力を伝える役割やくわりを期待してのび方です。

 設立当初とうしょ、協会員は十数人だけ。「東京三大どらき」など有名なあんこ菓子を買い、みんなで食べくらべをする「あんこ部」や、自分が一番おいしいと思うあんこ菓子を発表する「あんリミテッド」などのイベントが人気を呼び、現在げんざい「あんバサダー」は1000人を突破とっぱしたそうです。

 あんこというと、「こしあん」「つぶあん派」と分けられたりします。しかし、にしいさんは「たい焼きにはつぶあん、いちご大福にはこしあんなど、それぞれおいしい組み合わせがある。甲乙こうおつつけられない」と言います。どちら派であっても、べつのあんを使ったおいしいお菓子を食べて、さらにあんこを好きになってくれれば――。にしいさんのねがいです。

 あんこあいあふれるにしいさんの話を聞き、もっとたくさんの人にあんこの良さを知ってほしいと思いました。今年は東京オリンピック・パラリンピックも開かれます。日本のあんこの魅力が世界に広がることを期待したいです。

 (高2・福満愛可ふくみつあいか、高1・岩瀬周いわせあまね、中2・水谷卓郎みずたにたくろう、小6・岩瀬慧いわせけい記者)

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1010966 0 キッズニュース 2020/01/27 05:20:00 2020/01/27 05:20:00 2020/01/27 05:20:00

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