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 自由な外出がしづらい今、子どもたちが楽しく読める本を紹介するコーナーを月1回設けます。

 初回のテーマは「笑っちゃう話」。

ユニークな発明大集合…中3・丹羽記者

マウゴジャタ・ミチェルスカ文/アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ絵/阿部優子訳
マウゴジャタ・ミチェルスカ文/アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ絵/阿部優子訳

 紀元前きげんぜんから現在げんざいいたるまで、人間は様々な発明をしてきました。『ややっ、ひらめいた! 奇想天外きそうてんがい 発明百科』(徳間書店)は、発明の成功せいこう品や失敗しっぱい品を、楽しいイラストとわかりやすい文章ぶんしょう解説かいせつしています。

 紹介しょうかいされている中には、設計図せっけいずのこるだけで、世に出ることのなかったものや、実験段階じっけんだんかい事故じこを起こしてしまったものも。しかし、どの品にも共通するのは、発明家の想像そうぞう力と情熱じょうねつそそがれていることです。

 「これが本当にあったら使ってみたい」と思うようなものもたくさんあります。

 発明品が使われる様子がえがかれたイラストを見ると、自分がその時代にタイムスリップしたようなわくわくした気分になります。

 また、現代では、時を計るのに当たり前に時計を使っていますが、かつては太陽や火や水、ロウソクなどを利用りようしていたことなども分かり、興味きょうみがわきます。

 この本にあるユニークな発明品の数々にれることで、みなさんも、とてつもなくよいアイデアがひらめくかもしれませんよ。(中3・丹羽美貴記者)

痛快!天才児の「仕返し」…中1・中野記者

ロアルド・ダール著/クェンティン・ブレイク絵/宮下嶺夫訳
ロアルド・ダール著/クェンティン・ブレイク絵/宮下嶺夫訳

 5さいといえば、日本では小学校にも入っていない年齢ねんれいです。その年で「2けた×2桁のけ算を暗算あんざんでできる」と言われても信じられないでしょう。しかし、『マチルダは小さな大天才』(評論社)の主人公マチルダはそういう子どもなのです。

 マチルダは、計算だけでなく、むずかしい文章も読めてしまう「天才」。しかし、父親はマチルダを「ばか」ばわりし、しいたげます。はらを立てたマチルダは、父親への「仕返し」を計画し、実行します。その痛快つうかいなこと!

 その後マチルダは学校へ通いますが、子どもにひどい言いがかりをつける暴力的ぼうりょくてきな校長先生に出会います。しかも校長は、過去かこおそろしい悪事をはたらいたうたがいが……。そんな校長をやりこめる方法も、マチルダは一人で考えて決行します。どのような方法かは、読んでのお楽しみ。読者の想像をはるかにえるものであること間違いなしです。

 外出自粛じしゅくや休校措置そち延長えんちょうなどで、退屈たいくつな日々を送る人もまだ少なくないはず。マチルダの痛快な「仕返し」を読んで、スッキリすることをおすすめします。(中1・中野和貴記者)

作家の「うそつき少年」時代

張替恵子/東京子ども図書館理事長
張替恵子/東京子ども図書館理事長

 『うそつきの天才』(小峰書店)《1》で、「はっきりいって、十三歳にしては、ぼくはうそをつくのがうまい」と語るぼくの名は、ウルフ。そう、この本は、著者ちょしゃであるスウェーデンの作家ウルフ・スタルクさんの少年時代がもとになっているそうです。

 落第らくだい点をごまかすためにウルフがとった手は、署名欄しょめいらんにパパの字をまねてサインすること。「千回は書いた」と自慢じまんしているところを先生に見つかり、自分で両親に報告ほうこくせよと言われます。

《1》ウルフ・スタルク著/はたこうしろう絵/菱木晃子訳
《1》ウルフ・スタルク著/はたこうしろう絵/菱木晃子訳
《2》ビヴァリー・ナイドゥー作/ピート・フロブラー絵/さくまゆみこ訳
《2》ビヴァリー・ナイドゥー作/ピート・フロブラー絵/さくまゆみこ訳
《3》和田誠作・絵
《3》和田誠作・絵

 そこでウルフが出した結論けつろんは「二度と家には帰らない」。冬の町を3日もさすらいますが、教室にもどれば、そのみじめな家出を、華々はなばなしい英雄えいゆう物語にしてしまう天才ぶりを発揮はっき。うそつきは作家の始まり!?と、あきれちゃいます。ってもいない愛犬の死をいたむ作文で先生にほめられる2作目と合わせて70ページほどの短編たんぺん。気楽に読めます。

 『ノウサギのムトゥラ 南部アフリカのむかしばなし』(岩波書店)《2》の主人公、ノウサギのムトゥラは、小さいけれどかしこくて、大きい動物にも負けません。自分をばかにしたゾウとカバをうまくさそって、くたくたになるまで綱引つなひきをさせたり、いばるライオンをいたい目にあわせたり、人間の女の子をだましたワニをこらしめたり。

 ぎゃくにムトゥラがだまされる「うさぎとかめ」そっくりの話や、アメリカの「ウサギどんキツネどん」にた話も。いたずらだけれど、強い者を知恵で負かす主人公はにくめません。さし絵もゆかい。アフリカの太陽や風を感じながら思い切り笑ってください。

 家で過ごす時間がふえた今、ゆったりながめたいのは、イラストレーターの和田誠わだまことさんによる、ことば遊び絵本『ことばのこばこ』(瑞雲舎)《3》。

 「うたうたう」「たいふうごうごうふいた」など、上下どちらから読んでも同じになる回文かいぶん、「くものむこうに なにがある あるぷすのゆき あるのかな……」と、同じ音でつないでいく、しりとりなど18種類しゅるいの遊びが、ユーモラスな絵と手き文字の組み合わせで紹介されます。

 「にどたべても さんどいっち」「よじに きても ごじら」。声に出すと、さらに楽しめます。絵で笑わせてくれるのは、同音異義語どうおんいぎご。「あめがふる」では、女の子のさすかさあめっているし、「さけをのむ」では、おじさんが魚のさけをのみこもうとしています。

 お友達や家族にも教えて、一緒いっしょに笑えたらいいですね。

無断転載禁止
1241709 0 キッズニュース 2020/06/01 05:20:00 2020/06/01 05:20:00 2020/06/01 05:20:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/05/20200526-OYT8I50003-T.jpg?type=thumbnail

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