テクノロジー活用の未来って?

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最新技術 使うのは人間

 テクノロジーを活用した未来みらいについて考えるオンラインイベント「ソウゾウするちから」(主催しゅさい・パナソニック)が5月に開かれました。デジタルアートなど最先端さいせんたん技術ぎじゅつ駆使くしする「ライゾマティクス」クリエイティブディレクターの斎藤精一さいとうせいいちさん(45)と、パナソニックのロボット開発責任者せきにんしゃ安藤健あんどうたけしさん(36)が対談。ジュニア記者たちもイベントに参加さんかし、話を聞いてきました。

クリエイティブディレクター 斎藤精一さん × ロボット開発者安藤 健さん オンラインイベントで対談する斎藤さん(左)と安藤さん。動画はパナソニックのHP(https://channel.panasonic.com/jp/contents/28830/)で公開されている
クリエイティブディレクター 斎藤精一さん × ロボット開発者安藤 健さん オンラインイベントで対談する斎藤さん(左)と安藤さん。動画はパナソニックのHP(https://channel.panasonic.com/jp/contents/28830/)で公開されている

オンラインで対談

 ライゾマティクスは、リオデジャネイロオリンピックの閉会式へいかいしきでの「フラッグハンドオーバーセレモニー」や、旧国立競技場きょうぎじょうのお別れイベントなどの演出えんしゅつ担当たんとうしたことなどで知られています。

 新型しんがたコロナウイルスの感染拡大かんせんかくだいで、ライゾマティクスが手掛てがけるイベントなどは軒並のきな延期えんきになりました。そんな中でも斎藤さんは、家でごす人を楽しませたいと、著名ちょめい人のトークや音楽などを聞けるオンラインイベント「Staying TOKYO」を、4~5月、毎週金曜日の夜に開催かいさいしてきました。

 対談の中で、斎藤さんは、「人と会うことは大事。アートもコンサートも、直接ちょくせつ見るにこしたことはない」としつつ、オンラインなら海外から見にきてくれる人がいることなどをげ、「オンラインだからこそつながれる人がいて、できることもある」と言います。「オンラインとオフラインの両方を知ることで、新しいアイデアが生まれる」とも。

 一方、安藤さんは、パナソニック入社後、人手不足をおぎなうため、トマトを自動で収穫しゅうかくするロボットや、病院内で薬を運ぶロボットなどを開発してきました。コロナの感染拡大で、「人同士の接触せっしょくらせる」ことが、ロボットの新しい価値かちとして注目されるようになった、と話します。そして、「人の内面や気持ちにうテクノロジーが発展はってんしていくようになるのではないか」と予測します。

 一方で、斎藤さんは、「テクノロジーは『魔法まほう』ではなく、『道具』」と強調した上で、「テクノロジーに使われないよう、人がテクノロジーを使わなくては」と言います。安藤さんも、「自動化しづらいことだけ人間がやる、という社会になることもありうるが、それでは人が機械きかい下請したうけになってしまい、幸せではない」と指摘してきしました。

 最新技術を使いこなしている2人が、「テクノロジーを何のために使うのか、よく考えなくてはいけない」と口をそろえて強調していたのがとても印象的いんしょうてきでした。

「好き」に挑戦/疑問持つ大切さ

斎藤さんが手掛けたLEDディスプレイのバスケットボールコート(NIKE  Rise House of Mamba (c)NIKE 2014)
斎藤さんが手掛けたLEDディスプレイのバスケットボールコート(NIKE  Rise House of Mamba (c)NIKE 2014)

 斎藤さんも安藤さんも、テクノロジーを使い、社会をより楽しくしたり、様々な問題や課題かだい解決かいけつしたりしようとしています。2人はどのようにそれを考えているのでしょうか。

 例えば、斎藤さんが開発したLEDディスプレイのバスケットボールコートは、選手の動きと連動れんどうして映像えいぞうゆかうつし出し、その瞬間しゅんかんに何が起きているのかを可視化かしかするシステム。学生時代にバスケットボールに熱中した斎藤さんの、「なぜコートは板の床でないといけないのか?」という疑問から始まり、地味な反復練習はんぷくれんしゅう面白おもしろくしたいという思いで作ったそうです。

安藤さんが開発した「ゆらぎかべ」
安藤さんが開発した「ゆらぎかべ」

 安藤さんは、子どものころから学生時代までスポーツに打ち込んだ経験けいけんから、「人はなぜケガをし、どう回復するか」に興味きょうみを持ち、大学ではリハビリロボットを研究したそうです。最近では、在宅勤務ざいたくきんむが増えて一人でボーッとする時間が減ったことを憂慮ゆうりょし、かべ屋外おくがいの風と連動してゆらぎ、ながめるだけでリラックスできる「ゆらぎかべ」を開発しました。

 私たちジュニア記者をふくむ中高生たちは、未来に向けてどう行動すればいいのでしょう。2人からメッセージをもらいました。

 安藤さんは、「好きなことにチャレンジすることが大事。好きなことが見つからなくても、目の前のことに一生懸命いっしょうけんめい、前向きに取り組んでほしい」といいます。

 斎藤さんは、「世の中を見て、『なぜだろう?』と疑問ぎもんを持つことが大事」と強調しました。そして、何かをしたいと思ったら、まず仲間なかまを見つけて、一緒いっしょに行動するといい、とアドバイスしてくれました。

 私たちが大人になるころには、もっとテクノロジーが発達しているでしょう。技術を活用しながら、人と人との関わりも大切にする、バランスの取れた社会になるように、自分たちも行動していきたいと思いました。

 (高2・岩瀬周いわせあまね鈴木麻秀すずきましゅう、高1・橋本玄太郎はしもとげんたろう、中2・本谷理彩もとたにりさ、中1・中野和貴なかのかずき記者)

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1281126 0 キッズニュース 2020/06/22 05:20:00 2020/06/22 05:20:00 2020/06/22 05:20:00 絵解き別送り https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/06/20200616-OYT8I50040-T.jpg?type=thumbnail

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