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    ジュニア記者が日々の体験について自由につづるコラムです。

    音楽で鼓膜も心も震わせたい…中3・岩瀬記者

     私は学校の音楽部に所属しょぞくし、担当たんとうするのはオーボエだ。独特どくとく物悲ものがなしさの中にのびやかさがあり、く人の耳のおくやわらかくはじけるような音色ねいろを持っている。1年生のころ、その音のとりことなり、この木管楽器もっかんがっきえらんだ。

     先月末の文化祭で音楽部は8曲を披露ひろうした。アンコールで演奏えんそうした「ラデツキー行進曲」で、客席きゃくせきのみんなが手拍子てびょうしをしてくれたのが、一番心に残った。聴いてくれる人なしにくのとはちがう、自分の音がだれかの耳にすべり込む感覚かんかく。「聴く人がいて成り立つ演奏」を実感した。

     中高一貫校ちゅうこういっかんこうなので、次の3年もこの部で演奏を続けられる。私がくちびるふるわせてらした音など、部員全員の音が一つになって客席の人々の鼓膜こまくを震わせ、その瞬間しゅんかんに心も震わせる――そんな演奏がいつかできたらとせつに思う。(中3・岩瀬周いわせあまね記者)

    2018年11月06日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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