「結婚はしたいです」

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振分精彦親方(元小結高見盛) 41

話すときは本当に表情が豊か(東京都葛飾区で、飯島啓太撮影)
話すときは本当に表情が豊か(東京都葛飾区で、飯島啓太撮影)

 大阪場所から帰ってきたばっかりなので、家の掃除とか洗濯をしました。家は寝るか、食事するか、録画したテレビを見るか。生活臭は薄いかもしれません。引退してからはスーツとかも着るので、そういうものの置き場所みたいな状態です。

 掃除も洗濯も自分でできますが、家族って、自分は必要だと思うんですよ。病気とか何かあったとき、ひとりだと何もできないでしょう。突然死とか、考えることはありますよ。

 青森のリンゴ農家で育ったので、家族はいつも一緒でした。そういう家族がいいと思うんですが、この仕事は1年の半分は東京にいないので、結婚しても家族が気になるだろうな、とか、いろいろ考えます。

 結婚はしたいです。でも、結婚って縁ですからね。現役のときは相撲を取るので精いっぱい。引退しても相撲協会や部屋の仕事を、ひとつひとつ、必死にこなす毎日です。人付き合いとか、趣味にお金をかけるとかは、ひとりだからできるんでしょうね。

 兄2人が結婚しているので、親はあまり言いませんが、後援会の方とかからよく突っ込まれますね。好きなタイプですか? 話が合い、一緒にいて楽しくなりそうな人です。

「自分が育ててもらったように」

兄弟子でもある東関親方(右端)の傍らで稽古を見る。厳しい表情(東京都葛飾区で、飯島啓太撮影)
兄弟子でもある東関親方(右端)の傍らで稽古を見る。厳しい表情(東京都葛飾区で、飯島啓太撮影)

 東関親方のサポートをして若い力士を見ますが、自分の子供でもおかしくない年だな、と考えることがあります。気になるのは、相撲への強い気持ちがあるのに少し不器用な子です。

 自分も入門したてのころ、大失敗をしました。ぶつかり稽古というのは、脇をしめて頭からぶつかっていかなければならないのですが、緊張のあまり、当時の横綱曙関のまわしを取りにいってしまいました。叱られましたが、曙関は「いろいろやってみろ」とそのまま稽古をつけてくれたんです。そうやって育ててもらって今があります。だから、私も若い力士のいいところを見つけてやりたい。

「今は目の前のことで必死」

稽古が終わりひと息つく(東京都葛飾区の東関部屋で、飯島啓太撮影)
稽古が終わりひと息つく(東京都葛飾区の東関部屋で、飯島啓太撮影)

 ひとり暮らしは現役時代からです。体には気をつけています。付き合いで外食が多いんですが、塩分を取りすぎると良くないので、しょうゆやソースをあまりかけないように、とかは考えています。ちゃんこって、野菜が自然と食べられる料理なんですよね。

 それから、よく歩きますね。東関部屋が今年、墨田区から葛飾区に移転したので、以前の部屋の近くにあるマンションから、電車と徒歩で通勤しています。

 昔は無口だったんですけど、先代の師匠(元関脇高見山)とか、今の師匠とかを見たり、テレビのバラエティー番組を見たりして、どうしゃべったらいいか研究しました。いろんな人と関わって交流する中で、情報を集めて新弟子をスカウトして、相撲界を盛り上げたいです。今はほんとに目の前のことを必死こいてやっています。

【プロフィル】
 ふりわけ・せいけん。元小結高見盛。1976年青森生まれ。日大出身。東関部屋に入門、99年3月に幕下付け出しで初土俵。2013年1月に引退するまでに、三賞5回。
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15804 0 トピックス 2018/04/08 09:58:00 2018/04/08 09:58:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180405-OYT8I50037-T.jpg?type=thumbnail

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