松尾雄治さんらV7レジェンドが集結~釜石スタジアム完成記念

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レジェンドマッチを行う新日鉄釜石OBと神戸製鋼OB(19、岩手県釜石市で)=関口寛人撮影
レジェンドマッチを行う新日鉄釜石OBと神戸製鋼OB(19、岩手県釜石市で)=関口寛人撮影

 2019年ラグビーワールドカップの試合会場の一つである岩手県釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで19日、スタジアム完成のこけら落としイベントが開かれた。かつて、ともに日本選手権を7連覇した新日鉄釜石と神戸製鋼のOBによるレジェンドマッチが行われ、集まった約6500人のラグビーファンが往年の名選手の懸命な走りに声援を送った。

 レジェンドマッチは正午にキックオフ。V7選手のみの試合を10分、その他のOB選手を交えた試合を15分ハーフで計40分間行った。日本ラグビー史上最高のスタンドオフと評され、現在64歳の松尾雄治さんも背番号10で出場。得点には結びつかなかったが、現役時代に何度も試合の流れを引き寄せた得意のキックで観客を沸かせた。スタンドでは、釜石ラグビーの応援風景を象徴する「フライキ」(大漁旗)が翻り、観客は「カーマイシ」「カーマイシ」と熱い声援を送った。

松尾雄治さん(左から2人目)らV7戦士たち
松尾雄治さん(左から2人目)らV7戦士たち
惜しみない拍手を送る観客
惜しみない拍手を送る観客


 新日鉄釜石は1977年に日本選手権で初優勝を飾ると、79年から85年まで史上初の7連覇の偉業を達成。松尾さんら大学ラグビー出身者と東北出身の高卒選手らが一体となったチームは「北の鉄人」と呼ばれファンに愛された。神戸製鋼も大八木淳史さんや故・平尾誠二さんらを擁して89年から7連覇を成し遂げた。

メモリアルマッチの選手たちにフライキを振って応える観客
メモリアルマッチの選手たちにフライキを振って応える観客

 レジェンドマッチの後、午後2時からは新日鉄釜石の流れをくむ地元クラブチームの釜石シーウェイブス(SW)と、トップリーグの強豪・ヤマハ発動機ジュビロによるメモリアルマッチも行われた。

 ヤマハは2011年3月の東日本大震災から3か月後、震災復興支援と釜石SWへのエールを目的に釜石へ自費で遠征し、釜石SWの本拠地・松倉グラウンドで親善試合を行った経緯がある。当時は釜石SWが1トライしか挙げられず、5対76で大敗した。今回は釜石SWが終了間際にトライを奪う猛攻を見せたが、24対29で惜敗した。

試合後、感極まった表情を浮かべる松尾雄治さん
試合後、感極まった表情を浮かべる松尾雄治さん
新日鉄釜石と神戸製鋼のV7戦士たち
新日鉄釜石と神戸製鋼のV7戦士たち


 イベント後、松尾雄治さんは「我々の願いはただ一つ。来年のラグビーワールドカップの大成功だ。そのためには皆さんの協力が必要だ」と述べた。自身のプレーについては、「自己採点? できませんよ。最悪です」と酷評しつつも、「(仲間のプレーは)昔とまったく一緒だね」と懐かしそうに目を細めた。

 このほかオープニングセレモニーでは、歌手の平原綾香さんがヒット曲「Jupiter」を披露。また、津波で自宅が全壊した釜石高校2年の洞口留伊さん(16)が「震災後、釜石を支援してくれた世界中の人たちに感謝の思いを伝えたい」とキックオフ宣言を行い、全員で黙とうをささげた。メモリアルマッチのハーフタイムでは、地元の中学生たちがEXILEメンバーとダンスを披露した。(笠井智大)

 釜石鵜住居復興スタジアム 震災による大津波で壊滅した鵜住居小学校と釜石東中学校の校舎跡地を約5メートルかさ上げし、昨年4月に着工。総事業費約39億円で今年7月末に完成した。来年のラグビーワールドカップでは1次リーグ2試合が行われる。約6000席の常設スタンドを有し、大会までに約1万席の仮設スタンドを設ける計画だ。

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37961 0 トピックス 2018/08/20 14:00:00 2019/02/17 12:07:29 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180820-OYT8I50031-T.jpg?type=thumbnail

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