【ラグビーワールドカップ あと1年】(3)先行チケット販売好調

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

人気カード以外に課題

 2019年ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の観戦チケットは、先行抽選販売を終えている。1月から6月までの申込期間に250万枚を超える応募があり、六十数万枚が既に売れた。大会組織委員会の嶋津昭事務総長は今月10日の記者会見で、「売れ行きは国内外ともに順調。過去の大会と比べても好調だと、(国際統括団体ワールドラグビー=WR=の)ボーモント会長からも評価された」と手応えを口にした。

 ラグビーW杯は五輪などと違って、放映権料や協賛金は原則としてWR側に入るため、組織委の収入はチケット販売が柱となる。組織委は10日に公表した大会予算案でチケット収入を260億円とし、従来より30億円も「上方修正」した。予算案533億5000万円の収入の半分近くを占める。

 チケットは全部で約180万枚で、組織委、WR側が約90万枚ずつ販売。組織委の分は既に約7割が売れた。ただ、WR側の売れ残りは組織委に回ってくる仕組みとなっている。

 先行販売は、日本協会登録チームの関係者やファン、開催自治体の住民らが対象だった。順調な売れ行きについて、組織委の担当者は「認知度を上げようと、情報発信の機会を多く作ったのが良かった」と説明する。

 一方、「まだら模様」と嶋津事務総長が表現するように、人気は試合によって大きな差があったという。日本戦、ニュージーランド戦など、会場別では好カードの多い横浜国際総合競技場、東京スタジアムの試合に申し込みが集中した。

 今月19日に始まる一般向けの抽選販売、来年1月スタートの先着順販売に向け、需要をさらに掘り起こす必要がある。組織委は販売の担当部署に加え、開催12都市に設けた地域支部なども交えたチームを新たに設置し、各会場に応じた販売促進に乗り出した。例えば、2日連続で試合が組まれた札幌ドームについては、遠隔地の人たちに観光の要素も合わせたPRを検討。福岡、大分、熊本の3会場がW杯の舞台となる九州では、他の九州各県を巻き込んだ集客策を協議している。

 海外も含めて幅広い人に観戦してもらうため、いずれのチケットも抽選販売で売り切ることはせず、先着順販売まで計画的に進めている。嶋津事務総長は「全48試合を満員にすることが最大の目的。W杯は全ての試合が楽しいと、開催都市と一緒に盛り上げていきたい」と話す。大会予算は全チケットの約7割が売れるという想定で組まれた。更なる上積みへ、ここからが腕の見せ所だ。

 

◆この連載記事一覧◆

(1)「ジョセフ流」着実に浸透
(2)開催熱 高い街低い街
(4)街づくりPR 商機逃さず
(5)遺産作りへ「未来計画」

無断転載禁止
41326 0 トピックス 2018/09/19 13:00:00 2018/09/19 13:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180919-OYT8I50038-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
ページTOP
読売新聞社の運営するサイト
ヨミダス歴史館
ヨミドクター
The Japan News
発言小町
OTEKOMACHI
ささっとー
元気ニッポン!
未来貢献プロジェクト
YOMIURI BRAND STUDIO
美術展ナビ
教育ネットワーク
活字・文化プロジェクト
よみうり報知写真館
読売新聞社からのお知らせ