【ラグビーワールドカップ あと1年】(4)街づくりPR 商機逃さず

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イベント開催・キャンプ地提供

丸ビルで開かれたW杯開幕1年前イベントには、多くの観衆が集まった(15日)
丸ビルで開かれたW杯開幕1年前イベントには、多くの観衆が集まった(15日)

 JR東京駅前の丸ビル(千代田区丸の内)が、ラグビーファンの集まる場所になりつつある。

 15~17日の3連休には、ワールドカップ(W杯)の開幕1年前イベントが開かれた。2015年の前回W杯で南アフリカを破る歴史的金星を挙げた日本代表のメンバー13人が集まり、当時を振り返ったほか、南ア戦の激闘を描いた短編映像が披露された。

 企画したのは、丸ビルを所有する三菱地所。今年4月にW杯のオフィシャルスポンサーになり、W杯プロジェクト推進室を設置。イベントの費用も負担し、大会組織委員会や開催地の自治体にひけを取らないほど、積極的な活動で大会の盛り上げに一役買っている。渡辺昌之室長は「我々は(立地の)一番良いところに(人が集まる)場を持っている。丸ビルに用事がなかった人も、この機会に来てもらえれば」と、集客面の相乗効果を狙う。

 同社がスポンサーに名乗りを上げた理由の一つが、W杯が全国12都市で開催される点だ。全国に商業施設を持つ強みを生かし、9~11月、各地で様々なイベントを企画する。大会中も、丸ビルを中心とした丸の内地区にファンが集う仕掛けを考えているという。渡辺室長は「海外の人に丸の内の良さを感じてもらい、三菱地所が(街づくりを)やっていることを少しでも知ってもらうきっかけになれば、うれしい」と話す。

 世界から注目を集めるW杯は、どの企業にとっても、様々な可能性を秘めている。

 千葉県柏市の柏の葉地区は、来年9月10~14日、初のW杯3連覇を目指すニュージーランド(NZ)代表の事前キャンプ地となる。県立総合競技場や市立小学校のプール、体育館が使われる予定だ。

 柏市とともに、元々ゴルフ場だった柏の葉地区の街づくりを進めてきた三井不動産は、オールブラックスの愛称で知られる代表チームが所属するNZ協会とスポンサー契約を結んだ。競技場近くの三井ガーデンホテルを宿泊場所として提供するなど、キャンプに協力する一方、代表選手らをPR活動に起用することを認められた。

 同社の大塚恵理香・柏の葉街づくり推進部事業グループ主事は「柏の葉の露出度、認知度を上げることが第一の目標。『オールブラックスはかっこいい、柏の葉の街もかっこいい』という感じになっていけば」と、ブランド価値の向上も期待する。すでに特設のホームページを公開。名刺にオールブラックスのエンブレムを印刷するなど、その世界的知名度を生かそうとしている。

 

◆この連載記事一覧◆

(1)「ジョセフ流」着実に浸透
(2)開催熱 高い街低い街
(3)先行チケット販売好調
(5)遺産作りへ「未来計画」

41349 0 トピックス 2018/09/19 13:00:00 2018/09/19 13:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180919-OYT8I50039-T.jpg?type=thumbnail

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