[自民党総裁選]岸田さんこんな人…「勝つまで戦う」酒豪

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岸田文雄氏(63)

岸田氏の座右の銘「春風接人」
岸田氏の座右の銘「春風接人」

 名門派閥「宏池会」領袖として、初めて総裁選に臨む。かねてポスト安倍の最有力と言われてきたが、安倍首相の突然の辞任で流れは変わった。他派閥の支持が広がらない中、「私の全てをかけて戦いに臨む」と闘志を燃やす。

 銀行員、衆院議員だった父・文武氏の秘書を経て、1993年衆院選で初当選した。2012年の第2次安倍内閣発足後、4年7か月、外相を務めた。被爆地の広島選出で核軍縮はライフワークだ。16年にはオバマ米大統領(当時)の広島初訪問を導いた。

 「聞く力」がアピール点だ。新型コロナウイルス対策では政調会長として長時間に及ぶ党の会議で議員の声を丹念に聞いた。人柄の良さには定評があるが、発信力不足が懸念されてきた。出馬の決断後は思い切った発言が増え、周辺は「吹っ切れた」と見ている。

 挫折も味わった。日本屈指の進学校・私立開成高校出身で、東大を目指すも、3年連続不合格となった。00年には加藤紘一・元幹事長らが森内閣倒閣に動き、失敗した「加藤の乱」を経験した。「戦う以上は、勝つまでしっかりと戦い続けなければならない」。以来、この教訓を胸に刻んできた。

 政界きっての酒豪で、ラブロフ露外相と日本酒で酒量を競った。プロ野球・広島カープの大ファン。家庭では、皿洗いと風呂掃除を引き受ける。

経歴

1993年、初当選して議員バッジをつける岸田氏(岸田氏の事務所提供)
1993年、初当選して議員バッジをつける岸田氏(岸田氏の事務所提供)

1957年 7月 東京都生まれ
  82年 4月 早大法学部卒業後、日本長期信用銀行入行
  87年 4月 父・文武衆院議員の秘書になる
  93年 7月 自民党公認で衆院旧広島1区から出馬し、初当選
  97年 9月 自民党青年局長
2000年11月 「加藤の乱」を経験
  01年 5月 小泉内閣で文部科学副大臣
  07年 8月 第1次安倍改造内閣で沖縄・北方相として初入閣
  08年 2月 福田内閣の消費者相として消費者庁創設に携わる
  11年 9月 野党時代の自民党国会対策委員長
  12年10月 岸田派会長に
     12月 第2次安倍内閣で外相に就任。4年7か月務める
  15年12月 外相として慰安婦問題をめぐる日韓合意を実現
  16年 5月 外相として被爆地の地元・広島市へのオバマ米大統領(当時)の訪問を実現
  17年 8月 自民党政調会長
         〈衆院当選9回〉

プロフィル

【身長・体重】1メートル73、65キロ
【血液型】AB型
【愛読書】ドストエフスキー「罪と罰」、吉川英治「宮本武蔵」、陸奥宗光「蹇蹇録」
【座右の銘】春風接人
【尊敬する人物】池田勇人元首相
【趣味・特技】囲碁(家族で楽しむ程度)
【日課】フィジカルトレーニング
【好きな食べ物】お好み焼き、カキ、納豆
【家族構成】妻と息子3人
【親族の国会議員】岸田正記元衆院議員(祖父)、岸田文武元衆院議員(父)、宮沢洋一参院議員(いとこ)

語録

 「かつて敵国同士であった二つの国が希望の同盟として、力強い関係を象徴する訪問だった。核兵器のない世界という壮大な目標に向け、みんなで努力をし、具体的な結果につなげることが大切だ」(2016年5月27日、オバマ米大統領の広島市訪問後、記者団に)

 「(新型コロナウイルスなどの)課題で何と言っても必要なものは国民の協力だ。政治の信頼こそ最も大事にしなければいけない。私は多くの国民の声を丁寧に聞きながら国民の協力を引き出すリーダーを目指したい」(20年9月1日、岸田派総会の総裁選出馬表明で)

 「(加藤の乱に触れ)政治家として勝負をかけたときは、絶対に負け戦をしてはダメだ――その思いが、いまも私の胸に刻まれています」(著書「岸田ビジョン 分断から協調へ」より)

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1464588 0 トピックス 2020/09/09 11:00:00 2020/09/13 15:15:18 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200909-OYT8I50014-T.jpg?type=thumbnail

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