連載小説「タラント」の挿絵ができるまで~木内達朗さん

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連載小説の挿絵ができるまで

 何げない街の風景や学生時代のみのりの姿、携帯電話やティーカップといった小物まで。連載小説『タラント』に欠かせないのは、イラストレーター・木内達朗さんの挿絵です。経験豊かなイラストレーターに、制作上の手順や気をつけていることなどを聞きました。

 挿絵制作の過程を紹介した動画は、木内さんが自ら作成したものです。

 木内さんは挿絵を紙に描くのではなく、初めからパソコンを使って制作しています。「水彩や油絵の具などで絵を描くのと違い、簡単に描き直しができる。圧倒的に便利です」。絵筆の代わりに「ペンタブレット」と呼ばれる機具を用い、パソコンの画面を見ながら完成させていきます。

 担当記者のもとには、出来上がった画像がデータの形で届きます。連載小説の挿絵はかつて、紙に描かれたものを会社からバイク便を出して受け取りにゆくことが多く、それを思えば担当記者はかなり楽になりました。

 挿絵の難しさは、「小説の単なる説明になるとつまらないし、かといって内容と全く違うものを描くわけにもいかない。いかにバランスをうまく取るか」だと言います。描きたい絵が思い浮かんで2時間程度で完成することもあれば、1日がかりのときもあります。

 自分の知らない事物が作中に出てくることもあり、インターネットなどで調べることも多いそうです。

 「連載小説は、長距離走。新型コロナウイルスの問題もあるので、健康には気をつけたい。ノスタルジックな絵などと言われることもありますが、自分の絵の持ち味が画面ににじみ出ているようだったらうれしいです」

 穏やかに語るベテランイラストレーターは、作家の角田光代さんと同じく、才能と責任感を併せ持った真のクリエイターです。(文化部・待田晋哉)

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1464850 0 トピックス 2020/09/11 15:05:36 2020/09/14 18:34:08

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