「はやぶさ2」打ち上げ成功、軌道投入
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小惑星探査機「はやぶさ2」が3日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、地球と火星の間にある小惑星に向かうための軌道に、予定通り投入された。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「打ち上げは成功した」と発表した。
はやぶさ2は、2010年に小惑星イトカワの微粒子を持ち帰った初代はやぶさの後継機で、H2Aロケット26号機で打ち上げられた。目的地の小惑星「1999JU3」は、生命のもとになる有機物や水が存在するとみられ、持ち帰った岩石を分析すれば、生命の起源を探る手がかりが見つかると期待される。
小惑星への到着は18年半ばの予定。人工的にクレーターを作り、地中の岩石を取り出す計画は、世界初の試みになる。
地球への帰還は20年末を予定しており、JAXAは岩石を入れたカプセルだけを地球に戻し、はやぶさ2本体をそのまま別の探査に向かわせることも検討する。
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