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覚醒剤を注射され、もう人間じゃないのかって[女性刑務所2]

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 女性受刑者が入る刑務所を訪れ、受刑者をインタビューした。なぜそこに入ったのか。今、何を考えているのか。今回は、30代と20代の2人の話をご紹介したい。(編集委員・猪熊律子)

快感根付いたら、落ちるのは早かった…30代受刑者・覚醒剤

「覚醒剤を知らなければ良かったともちろん思うけど、過去は変えられない。こういう思いをしないと気づけないこともいっぱいあったのかなとも思う」(2020年11月、札幌市の札幌刑務支所で)=池谷美帆撮影
「覚醒剤を知らなければ良かったともちろん思うけど、過去は変えられない。こういう思いをしないと気づけないこともいっぱいあったのかなとも思う」(2020年11月、札幌市の札幌刑務支所で)=池谷美帆撮影

 刑務所は3度目です。1度目と2度目は20代の時。3度とも覚醒剤取締法違反です。

 覚醒剤を知ったのは20歳を過ぎた頃。10代の終わりに子供を産み、子育て中、友達から久しぶりにカラオケに行こうと誘われて。母も、たまには息抜きしてきたらと言うので出かけたら、待ち合わせの場所に男性がいた。不審に思って友達に電話すると、大丈夫だから来てと言われ、車で連れて行かれた先がホテルでした。

 部屋には友達と友達の彼がいて、注射器もあった。怖くて、嫌だと言っても帰してくれない。1回やったら帰してあげるという言葉を信じて注射されたら、自分でもびっくりするほど心臓がバクバクして、過呼吸みたいになって倒れちゃって。みんなも驚いて急いでそこを出た。マンションの一室に運ばれ、たぶん、また打たれて。そのあたりの記憶は定かではないんです。

 「覚醒剤やめますか、それとも人間やめますか」というコピーがありましたが、自分はもう人間じゃなくなっちゃったのかなって。そう思いながら、ぼろぼろの状態で逃げ帰りました。

 親は心配したけど、なぜか話せなかった。心配かけたくなかったし、こっちも甘かったと思うので。あの時、親に話せていたらまた違ったんですけど。あれで世界が全く変わってしまいました。

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2051513 0 トピックス 2021/05/16 08:02:00 2021/06/04 05:52:26 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210401-OYT8I50054-T.jpg?type=thumbnail

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