日本代表が赤いユニフォームで入場行進…1964年のパラリンピックをカラー化

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 読売新聞の企画「Color the News」では、モノクロ(白黒)でしか見ることができなかった昔のニュース写真を、AIの力を借りてカラー化している。

青空に描いた五輪、カラー化しても白かった…1964年東京オリンピック開会式

 今回カラー化したのは1964年、東京五輪に続いて行われたパラリンピックの開会式とアーチェリー競技の写真だ。

 この当時、五輪に限って言えば、新聞社などはかなりカラーでも撮影していた。また、市川崑監督による五輪公式記録映画がカラーで作られたため、AIが判断できない部分があっても、多くの資料から補色できる。しかし、パラリンピックについてはカラー写真がほとんどない。まだ今日ほど注目される大会ではなかったということだろう。

 ところが最近、戦傷病者の史料を収集している国立施設「しょうけい館」(東京・九段南)に保存されていた30分ほどのカラー映像フィルムが、1964年のパラリンピックの記録であることがわかった。多数の選手をパラリンピックに送った国立箱根療養所と当時の厚生省が製作したものという。やや学術的な内容であることから、主に専門家に向けた報告動画と思われるが、これによってAIでは分からなかった色合いがかなり判明した。

 例えば、アーチェリー競技の写真で、中央付近の選手がかぶっているサンバイザーの色をAIはピンクと判断していたが、実際には黄色だった。また、選手の上衣でAIが藍色など濃い色をつけたものが実際には緑色だった。AIは草木の緑色はほぼ正確に判定できるものの、衣服など人工物の緑色や黄色を認識することは難しいようだ。また、肌や髪の色も少し赤っぽく認識している傾向も見られた。こうしたことは記録動画がなければ分からなかった。カラー化の難しいところである。

※本企画のカラー化にあたり、早稲田大学理工学術院・石川博教授の研究室が開発した自動色付けシステムを、許諾を得て使用しています。

スクラップは会員限定です

使い方
「トピックス」の最新記事一覧
2297357 0 トピックス 2021/08/24 09:00:00 2021/08/24 09:00:00

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)