川で楽しむサウナイベントに参加…ご当地グルメや観光資源も再発見

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 屋外で水着を着てサウナを楽しむイベントが埼玉県横瀬町で開かれた。河原に建てたテントの中でカラカラになるまで汗をかいたら、目の前の川に全身つかって一気に冷ます。川から上がったら、せせらぎの音を聞きながらゆったりと外気浴--。川好き、サウナ好きを自称する記者が、自然を生かした「ととのい体験」をリポートする。(デジタル編集部 斎藤健二)

横瀬町での「川とサウナ」は2019年から始まった
横瀬町での「川とサウナ」は2019年から始まった

 3月12日に開催されたこのイベントは、3年前に同町や隣の秩父市在住のサウナ愛好者たちが始め、町の活性化も視野に入れて随時開催している。

 サウナの後に地元料理を味わえるのも特徴で、同町の焼き鳥店と連携した今回のイベント名は「川とサウナと焼き鳥」。会場は、西武秩父線横瀬駅から徒歩10分の武甲キャンプ場。この日の参加費は8000円。主宰する橋本健太郎さん(40)は「駅近の清流で遊べるのが横瀬町の良さ。サウナを通じて自然の良さを体感してもらえれば」と話す。

 記者は4年前から、汗が噴き出るような真夏日に子供たちと川で泳ぐのが毎年恒例になった。サウナに目覚めたのは2年前。マンガ「サ道」著者のタナカカツキさんをインタビューしたのがきっかけだ。タナカさんはこう強調していた。「『サウナ気持ちいいよ』では言葉が足りない、実は『水風呂気持ちいいよ』なんです」。その言葉にピンときた。サウナと水風呂で気持ちよくなるのは、真夏日に川で泳いでスッキリする感覚と同じなのだと。

テントサウナで汗を流す記者
テントサウナで汗を流す記者

 この日は、サウナ好きの男女20人が主に首都圏から集まった。室温80~100度に達するテント型の特設サウナで5~10分間過ごしたら、サウナから飛び出し、足早に横瀬川へ向かう。最高気温は21度を超えたとはいえ、川の水温は13度ほど。だが、参加者にためらいは全くない。あおむけになり、「冷たい」と「気持ちいい」を連発する。

 記者も触発されてテントに入り、熱した石に水をかけて蒸気を発生させる入浴法「ロウリュ」で約10分間、熱気を浴びた。

 川に足を踏み入れた瞬間は冷たいが、あおむけになってしまえば、熱くほてった体に心地よい。空を見上げれば、木漏れ日が見え、せせらぎの音が聞こえてくる。屋内のサウナ施設では味わえない感覚だ。記者はサウナと川風呂、外気浴を5セット繰り返した。汗で塩分を失ったサウナ後の食事「サ飯」の焼き鳥も、もりもりと平らげてしまった。

ほてった体を川の水で冷やす参加者
ほてった体を川の水で冷やす参加者

 「川とサウナ」は、山梨県道志村や、愛知県設楽町、新潟県湯沢町など県外で出張イベントとして開催したこともあり、同様の取り組みを行うサウナ愛好者は各地へ広がっている。テントサウナの普及が、その動きを後押しする。橋本さんは「サウナを組み合わせることによって、各地域のありふれた川や自然、食材の価値を再発見できる。サウナは、地域の豊かな資源をより豊かに感じるツールとして大きな可能性がある」と話している。今後も様々な組み合わせで「川とサウナ」を企画していく予定だという。問い合わせは 「川とサウナ」のツイッター へ。

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