新型コロナウイルスって?

新型コロナウイルスって?

オミクロン株 BA.2とは?

 2021年末から世界で急速に広がり、日本でも22年に入り第6波を引き起こした変異株「オミクロン株」。この別の系統の名。これまでの主流はBA.1だ。BA.2は21年11月ごろにアフリカで見つかり、欧州やアジアに広がった。国内でも、1月に検出され、BA.1からの置き換わりが進む。東京都は3月31日、都内の新型コロナウイルスの感染者のうち、BA.2の疑いと判定されたのは52%に上ったと発表した。

 BA.2は、BA.1よりもわずかに感染力が強いとされ、東京、大阪の新規感染者が3月の下旬ごろから減少傾向が鈍っているのは、BA.2の拡大が一因とみられる。ただ、重症化リスクの違いについては見解が分かれている。

BA.2へのワクチン、治療薬の効果は?

 米コロンビア大などのチームは、現在のワクチンによって人間の体内で作られる抗体の効果を分析した。その結果、従来の新型コロナウイルスに対する効果よりは低かったものの、BA.1とBA.2に対しても一定の効果は確認できたという。

 治療薬についても、これまでの変異株よりも効果が低い恐れはあるが、現時点でははっきりせず、世界で分析が進められている。

症状の重さは?

症状の経過

オミクロン株以前の変異株では、感染がわかった人の5割は軽い風邪か、ほぼ無症状で終わる。3割は、発熱などでつらい状態になるが、入院までには至らない。残る2割が、悪化して入院が必要になる。人工呼吸器など集中治療が必要になる重症者は、5%程度とみられている。

オミクロン株では重症化する割合はこれよりも少ないとみられているが、はっきりわかっていないことも多く、分析が進められている。

変異ウイルスとは?

体内に入った新型コロナウイルスは、細胞の中で複製されて増え、再び体外に出る。ところが、細胞が行う複製作業は完全ではないため、大小さまざまなコピーミス(変異)が起こり、ウイルスの機能や性質も変化する。これを変異ウイルスという。そのうち、感染力が強くなったものはより速く広がるため、警戒の対象になる。WHOでは名称をギリシャ文字を割り当ててアルファ型、デルタ型、オミクロン型などと呼んでいる。ワクチンの効果や引き起こす病状、重症化の程度などの研究が進められている。

どんな経路で感染するの?

感染経路

主な感染経路は、せきやくしゃみから出たしぶきを吸い込む「飛沫感染」と、ウイルスがついた手すりなどを握り、その手で口や鼻、目を触りウイルスが体内に入る「接触感染」の二つ。

「濃厚接触」って?

濃厚接触

濃厚接触の英語は「close contact」で、「近い」「密接な」接触を指す。具体的には、感染者や感染が疑われる人との同居や、車内や航空機内で長時間一緒にいること、会話が出来る距離(2m以内)で一緒に過ごす場合などを指す。職場や宴会で、近い距離で長時間過ごすと濃厚接触となりうる。

ウイルスはどれくらい生きている?

WHOは、新型コロナウイルスは外で「数時間から最大数日間」生きるとしている。米国立衛生研究所(NIH)の報告によると、エアロゾル(飛沫)で3時間、段ボールの表面で24時間、ステンレスの上では2、3日生きることもある。他の研究では、一般的な風邪の症状を起こすコロナウイルスは3時間、インフルエンザウイルスは1~2日、重症急性呼吸器症候群(SARS)のウイルスは3~4日などと報告されている。